2012 コマンド・G　ラ・ブルーハ・アヴェリア　ロサス・デ・プエルト・レアル　ヴィノス・デ・マドリッド　マドリッド/スペイン 火曜日のワイン。 娘氏のつくってくれた生ソーセージとサヴォイキャベツの軽い煮込み&小松菜とシメシの卵スープと、近所のスーパーで調達したソース焼きそばとラタトゥイユのペンネという晩ごはんに合わせて、スペインの赤をいただきました。 ガルナチャ専門（？）の作り手、コマンドGのバックヴィンテージの、2012年産、ラ・ブルーハ・アヴェリアというガルナチャ100%の赤ワインです。 ずいぶん前から、しばしば飲んでいた銘柄ですが、vinicaへの投稿は5年前に2013年産を2本アップしただけですから、久しぶり過ぎて、その香りや味わいは忘却の彼方ですね…。 まっさらな気持ちでいただきます。 外観は、微かにブリックが入り始めた淡く透明度の高いガーネット。 色合いはけっこう落ち着いているんですが、輝度が高くとてもクリアでキラキラした印象です。 グラスからは、熟々に熟れたラズベリーや濃厚なプルーンリキュール、ダークチェリーにも似た甘い果実香に、オレンジピール的な柑橘系のアトマイザーを足したような緩く官能的な香り。 漢方を思わせるオリエンタル系のスパイスが仄かに漂い、メタリックな柔らかいミネラルのニュアンスも感じます。 口に含むと、強烈な旨みのファースト・アタックに干し杏のような甘み。 酸、タンニン、ミネラル…硬かったり尖っていたりしていそうな要素は、すべて角が取れ、柔らかく円やかな状態です。 そして、エキス分というか、アミノ酸の濃縮度が半端じゃない感じの「旨み爆弾」のような味わいがその上に乗っかってきます。 飲んでいるうちに、先日味わったばかりのスペイン、ラ・マンチャのガルナチャ、ウルテリオールのN°6 というワインを思い出しました。 共にエキシーで、エレガントさが特徴のワイン。風味や味わいもよく似ていますが、熟成を経た分、良くも悪くも、こちらの「緩さ」が目立ちます。 個人的には、もうほんの少しだけ、酸やタンニンの強度が欲しいところ。 収穫から11年のワインにしては、些か熟成が進み過ぎ？のような気もしますが、南ローヌのエレガント系CNPがお好きな方なら、かなり刺さるワインではないでしょうか？

iri2618 STOP WARS

円やかそうな良い色！ガルナッチャ100%飲んでみたいです。 キャベツと生ソーセージの煮込みが、美味しそうです(^^)

atelier

atelierさん　コメントありがとうございます。コメントバックが遅くなり、たいへん失礼いたしました。とてもまろやかでお出汁の効いた、美味しいガルナチャでした。熟成具合もマニアックで、素晴らしいワインだと思います。お料理は娘氏作ですが、なかなか美味しく出来上がっていて、ワインにも良く合いました。実はこのソーセージを使って、水煮里芋とジャーマン風な料理を目論んでいましたが、早く帰った娘氏に先を越されました(苦笑)

iri2618 STOP WARS

ジャーマン→❌ ジャーマンポテト→⭕️

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