椀子シラー2016 シャトーメルシャン 外観は中等度からしっかり目ルビー…黒みを感じるのはさっき上げたツヴァイゲルトレーベに似ていて透き通ったクリアさから淡白な印象もある。粘度も割と似た量と質感があるかな、こちらのほうがグラデーションがなく若く見える縁にかけての色加減。 色を見るときに「色の濃い品種が凝縮感の乏しい」のか「色の淡い品種だが温暖で濃い色が出ている」のか香りや粘度等を加味して判断する訳だけど数をこなして経験していくしかない。正直自分も良く外す。 香りはしっかりとした果実感とピリッとするスパイス、クリアな印象でホワイトペッパーかな…果実味も黒色の要素が強く感じないのでブラックペッパーではない。果実味の量・質でグリーンな要素は見当たらないのでグリーンペッパーでもない消去法。酸がしっかりある香りのバランス。 アタックは中等度、口当たりも酸味寄りでまだ硬めのタンニンが中等度。柔らかみより、直情的なバランスのワイン。 ふくよかな甘さのあるアフターではないが量的に豊かなアフターが残る。

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