☆4.2（思い入れ補正込み） ル・メニルの生産者さんですが、教科書通りのキーンとした味筋と言うより、厚味＆暖かさを感じさるNVのBdB。 【ル・メニル主のNVのBdB】＆【ノンマロ】＆【ドザ量3g/L】という額面の先入観からすると、オッ！と思わせる豊満さを感じさせます── 先程のシャルトーニュ・タイエのNV、義理のお母さんが激しく気に入られたので、ボトルの残りを差し上げました。 よって、飲み足りないので、もう一本開けます（笑） このNVのBdBは、初心者の頃に、行きつけのワイン屋さんにて催されたフィラディスさんの試飲会にて非常に感銘を受けたキュベです。 同じ生産者さんのNVで、違いはドザージュ量のみという「コンベルサシオン（会話）」という銘柄との貴重な比較試飲をさせて頂きました。 その飲み比べの中で、感動したのがこの「エロケンス（雄弁）」です。 ○ドザージュ量が少し多めのキュベ・5-7g/L ──「コンベルサシオン（会話）」 ○そして、今回のキュベ・3g/L ──「エロケンス（雄弁）」 その試飲会での感想としては、 ・なるほど、キュベ名通りのコンセプトを感じる！ ・「コンベルサシオン（会話）」は、その名の通り、やや陽性な印象。 ・同時に飲むと、「エロケンス（雄弁）」のル・メニルらしい？緊張感と厳粛な佇まいが好印象！ ということで、「エロケンス（雄弁）」を頂きます。 去年の4月以来ですが、味筋の印象は同じで、相変わらず素晴らしいデキです。 やはり、【ル・メニル主のNVのBdB】＆【ノンマロ】＆【ドザ量3g/L】という額面に対して良い意味で反する、肉付きの良さが印象的です。 余程、葡萄の質が良いんでしょうね。 抜栓直後から開いてます── ○昨年4月と同様、テクニカル情報の額面より豊満な味筋です。 ○レモンクッキーとアーモンド。青林檎は蜜入り。 ○煮小豆の様なフンワリした甘やかな芳香もあり、ボディ感あり。 ○その一方、ル・メニルらしい塩味を伴った一本筋通っている系のミネラル感も。 多分に漏れず値上がりしてしまいましたが、個人的には試飲会の思い出補正もあり、とても大好きなNVのBdBです。 美味しいです！ ★テクニカル情報★ ウメムラさんHPより ○メニルが主のブランドブラン 　※vinous誌における、ベース14vt＆デゴルジュ17年11月23日のロットへの評価の中に、「リザーブワインが20%。ほとんどがル・メニルで、10%がアヴィーズとオジェ」の旨の記載あり。 ○ドサージュ量3g/L ○瓶内熟成期間36ヶ月 ○乳酸発酵無し。

ぽんちー