『No.313 春の野原をロバと散歩してるような気分』 先週くらいから、ぽかぽかとした陽気。そしていい天気…となると、どこか空気のいい高原や野原に行ってみたくなる。まさにピクニック日和、ハイキング日和…と行きたいとこではあったが、残念ながら娘の保育園の入園準備に追われていた。あれ買わなきゃ、これあったっけ？みたいな感じであちこち駈けずり回った次第。でもだいぶ準備は整ったから、来週末くらいは家族でお出かけしなきゃだね。 そんな今夜は久々に夕飯を作ってみた。週末くらいは作っとかないと…ってやつだ。 そんな夕飯のメニューは… ・キャベツとコンビーフのスパゲティ ・キッシュ2種(デパートの催事で) ・野菜スープ そして今夜はイタリアはピエモンテのカルッシンのバルベーラ・ダスティ・アシノイの2014年をお供に。カルッシンのワインは以前白のイル・カリカ・ラジーノをいただいたことがあるが、飲み始めこそ素朴で凡庸なイメージだったのだが、時間が経過するにつれ、エレガントさとトルクフルな旨味の洪水状態で、とても好きな作り手だったのだが、それからしばらくカルッシンのワインが出回ってなかったので、これを見つけたときは、嬉しくてついつい買っちゃった始末。なんたってこの暢気そうなロバのエチケットがたまらなくかわいい！ それでは香りの方を…おぉ、葡萄やレーズンのような果実の香りと花のような香り。いいなぁ、春っぽい感じ！そして一口...あっ、これはいいっ！バルベーラって濃さが大事...って感じがするんだけど、カルッシンのバルベーラは濃さではなくジュワッとした旨味と華やかさとキュッとくる酸味がいい感じ。 無駄に重ったるくないから、わりとシンプルな味付けのキャベツとコンビーフのスパゲティに抜群の相性。キッシュともいい感じ。優しい味わいの野菜スープにもいい具合。朴訥とした味わいかと思いきや、結構華やかさを感じさせるのもまた乙な具合。 カルッシンのワイン、また飲めたらいいなぁ。

カリヤカ・ズノリ