『No.508 もうただただエレガント』 なんだかんだでここ最近ドタバタであまりワインも飲めなかったのだが、今夜は久々に飲めるなぁ...と思ったら、義母が遊びに来ていて、またしてもおあずけか？的な状況。 娘が気管支炎でまた保育園を休み、自宅療養していると、孫が心配な義母が我が家に駆けつけてけてくれたのだ。思いの外娘は元気で義母も安心していたのだが、僕からしてみれば、今日だけは飲みたい気持ちが強すぎて、ちょっと義母の会話をなんとなくスルー。悪気はないのだけど、今夜は飲みたい気持ちが強かったかも。 ごめんなさい、お義母さん。 そして義母が帰ってから、ようやくワインが飲めるぞ...とばかりにちょっとはしゃいでしまい、妻から白い目で... そんな今夜の夕食は... ・ハッシュ・ド・ビーフ ・ポタージュスープ もう飲みたくてしょうがなかった今夜は、アルザスの鬼才クンブフ・エ・メイエーのピノ・ノワール・ヴァインガルテン2015年をお供に。 早速抜栓、グラスに注ぎ、香りの方から...ほおぉ、まずベリー系の果実の香りがふわぁ〜んと鼻の奥の方に...いいなぁこの人香り。ミントなニュアンスやレーズンの香りも。そして一口...あぁ、なんというスムースな飲み口。なんの引っ掛かりもなくスーッと喉を通っていく。 明らかにブルゴーニュのピノとは異なる、クールな冷涼さ、でも少しホッとする味わい。しっかりとした果実味、ミントやコーヒーのようなニュアンス。渋みはあまり感じない。かといってジュース的な無駄な甘さはなし。実に大人のための飲み物であるのは言うまでもない。 今日のハッシュ・ド・ビーフにはとても相性が良いなぁと思う。多分ワインの冷涼さと合うんだろうなと思ったり。これがもう少しデミグラスの主張が大きい食べ物だったら、完全に負けんだろうな。ほどほどのデミ感がこのワインといい相性なんだろうな。 程よい酸味と果実味、そしてこれまた程よいタンニン、コーヒー的なニュアンス。ハッシュ・ド・ビーフにも合うんだろうし、赤身の魚にも合わせやすいだろうなぁ。 何はともあれ、アルザスの鬼才のピノ・ノワールもとても美味しかったことは言うまでもない！ごちそうさまでした♬

カリヤカ・ズノリ