さてさてワイン会最後のデザートは、ドメーヌ・ユエ・ヴーヴレー・キュヴェ・コンスタンス1989年を頂きました。1928年にガストン・ユエ氏に寄り設立されたロワールを代表する名門の造り手。87年台よりビオデナミへ移行し、90年台初頭には完全に移行したそうです。この89’キュヴェ・コンスタンスはファースト・ヴィンテージで、今まで6回しか作られたことのない、希少なシェナンブラン100%の甘口ヴーヴレ−です。 アンバー掛かったダーク・ゴールデン・イエロー。カスタードのバニラにキャラメルやオレンジ・ゼストを感じます。甘いアプリコット・ジャムにハニーが漂い、バランスを保ってくれる素晴らしい酸味。シナモン香るスパイスにビオ香も少し感じますが、果実や複雑な香りにブレンドされているかの様です。絶妙なバランスの甘さと酸味に、複雑極まりない風味が相まって、最高のデザート・ワインの一つと化しています。未だ未だ果てしないライフが続くユエのキュヴェ・コンスタンス89’。ブラボーとしか言いようがございません。 今回のピノ・ノワール会ですが、どれも良いワインでは有りましたが、最後のヴーヴレーほどの感動を与えてくれるワインはありませんでした。

Marcassin

新世界と旧世界との競演みたいなワイン会ですね♪ 比べながら味わうの楽しそうです。 僕はアメリカの経験が少ないので、カリフォルニアのピノ・ノワールたちに興味津々でした(^^)

末永 誠一

末永 誠一さま ありがとうございます。 ワイン会は一度に沢山の飲み比べが出来るところが楽しいですが、決まった時間内での印象や感想ですので、何ともです。ただ自分が全部所有している訳ではないので、こう言う機会でないと味わう事が出来ないのも現実ですね。

Marcassin

Marcassin さんのワイン会、ローズ・ド・ジャンヌのブラン・ド・ノワールからドメーヌ・ユエの甘口ヴーヴレーまで堪能させていただきました〜。 何度読んでも溜息とヨダレがでてくる煌びやかなワイン・ワイン・ワイン…。 なかなか飲める機会は訪れないかも知れないけど、いつか飲みたいな〜。と思いながら文章読んでるだけでも味わいと香りを想像して楽しんでます。 最後の甘口ヴーヴレーは私には全くの未知の世界ですが、もう本当にウットリするようなMarcassin さんの素敵なコメントに「キュヴェ・コンスタンス1989、いつか必ず飲んでやる」と心に誓ってしまいました。まあそんなワインが沢山あるんですけどね〜。大変です。

takeowl

takeowl1さま ありがとうございます。 私達のワイン会のメンバーは皆さん殆どご年配の方々で、コレクターの方も多く、テーマがざっくりしていても、持って来られるワインはそれなりに良いものが多くなります。今の自分のワインの経験はワイン会の皆さまのお陰です。特にボルドーやローヌ、カリフォルニアのカベルネ等、自力では経験不可能な物を本当に沢山頂かせてもらいました。これもワインがとり持つご縁ですね。 ロワールも独特のワインが多く、お値段もリーズナブルですが、どうしても華やかさに欠けるのか、私も含めまして経験不足が否めません。シェナン・ブランの甘口はとにかく長熟ですので、このキュヴェ・コンスタンスはもちろんですが、他の熟成した甘口ロワールを是非お試し下さい。

Marcassin