ビック酒販でセールで2000円くらいだったバローロ。悪くないけど、バローロではある、という程度。濃く煮出した紅茶の色になりかけ色、渋みはしっかりしているが深みのなさ。なんというか、いぶし銀のような魅力に憧れ、しかしそうはなりきれず、ぎりぎりのところで体裁を保とうとしている40代のおじさんみたいな、そんな感じ。ぱっと見(抜栓直後)は堅苦しいけど、飲んでいくと良い意味で哀愁が出てくる。オススメはしないけど、キライじゃない。

Hideyuki Kawai