La Braccesca Vino Nobile di Montepulciano写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

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REVIEWS

ワインLa Braccesca Vino Nobile di Montepulciano(2016)
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • Original
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詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2020-06-05
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所池袋・東武(エノテカ)
購入単位ボトル
価格帯3,000円 ~ 4,999円
価格
インポーターエノテカ

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iri2618 STOP WARS

2016 ラ・ブラチェスカ ヴィーノ・ノービレ・ディ・ モンテプルチャーノ トスカーナ/イタリア デカメロンワイン・その10 「デカメロン(十日物語)」を読みながらトスカーナのワインを飲むシリーズも、これでひと区切りの10回目。 物語の主人公たちがフィレンツェの貴族であることに敬意を表し、貴族のワインたる、ヴィーノ・ノービレ・ディ・ モンテプルチャーノをいただくことにしました。 調べてみると「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ」という言葉が歴史上始めて使われたのは1530年のこととありました。 1716年、コジモ3世によってキャンティ地区の産地境界が定められた、世界初の原産地呼称制度に先立つこと186年。 さらに遡れば、1350年にこの地域なワインの販売に関する法律が作られ、789年にはワイン用の葡萄を植えたという記録もあるそうです。 現存する最古のワイナリーは、なんと1008年創業とのこと。デカメロンの登場人物たちも、おそらくこの地の赤ワインを飲んでいたことでしょう。 残念ながそのワイナリーではありませんが、デカメロンワイン・シリーズの掉尾を飾るのに、これほど相応しい銘柄はありますまい(笑) ラ・ブラチェスカというワイナリー、現在はあのアンティノリが所有していますが、古代ローマ時代から続く銘醸地コルトーナに所在しています。 伝統的なモンテプルチャーノの中心部と、国際品種の生産で有名なコルトーナの丘の上という性格の異なった2つのエリアに優良区画を所有しており、土地の個性を活かしながら、赤ワインのみ生産しています。 輸入元であるエノテカのHPには、 「ラ・ブラチェスカというワイナリー名は、かつての所有者であったブラッチ家の名前に由来。刀を持った腕のロゴは、ブラッチ家の権力と、イタリア語の腕(Bracci)の両方の意味が込められています」とありますから、前所有者のブラッチ家もトスカーナの有力な家柄だったのでしょう。 ちなみに、現在の所有者であるアンティノリ家は、1385年、ジョバンニ=ディ・ピエロ・アンティノリがフィレンツェのワイン・ギルドに加盟していますので、デカメロンワインとしてはこちらからもドンピシャです! ワインはプルニョーロ・ジェンティーレと呼ばれるサンジョヴェーゼ・グロッソが90%、メルローが10%という品種構成。 グラスに注ぐと、黒みがかった濃いルビーの外観。凝縮感がありますが、意外に透明感のある見た目です。 香りは、プラムやブラックチェリーのような黒果実、スミレのような紫の花、ブラックオリーブ、黒土、クローヴ、ローリエ、ヴァニラ。 甘い果実香にスパイシーなニュアンス、ミネラルっぽさも加わり、エレガントかつ複雑な印象です。 口に含むと、意外に強い酸のアタックでボディはミディアムからフルの中間ぐらい。タンニンはキメが細かく、全体に溶け込んだ感じで、こちらも意外に強め。 口あたりは滑らかで、果実の旨みと自然な甘さが充実しています。抵抗感なくスルスル飲める危険なタイプですね(*_*) 余韻は、とても上品な酸とタンニンがいつまでも続く感じで、長く続きます。 味わい全体の印象としては、過剰なものが一切なく、思慮深く筋肉質でスリムな細マッチョという感じ。 エレガントではあるけど神経質なところがなく、質実剛健、しなやかで強いワインだと思いました。 こちらのワイン、いま飲んでも十分美味しいですが、叶うことなら、5年後、10年後にもう一度お会いしたい仕上がりです。 同じサンジョヴェーゼ一族のキャンティグループやブルネッロとは、やはりかなり違いを感じます。 同族と比べて、日本での知名度の低さが残念ですが、そのおかげで、キャンティ系やブルネッロに比べてハズレを引く確率も低そうなのはメリットでしょうか?(苦笑) できれば10本のワインを飲むうちに、全3巻の物語を読み終えたかったのですが、遺憾ながらやっとこさ半分まで、5日間を読み切るところまでしか到達しませんでした(>_<) 連続レビューとしては、この10本目で区切りをつけますが、物語は当然、読み続けますし、トスカーナのワインも折りに触れて楽しんでいこうと思います。 特に、まだ飲んだことのないモレッリーノ・ディ・ スカンサーノ! サンジョヴェーゼのシノニムであるモレッリーノのワインを10本の中に入れ忘れていたのは大失態でした(ToT) こちらは、是が非でも飲まなければと思いますので、デカメロンを読んでいる間になんとかしたいと思います。 ご奇特な方は、モレッリーノのオススメワインをご教示いただければ幸いです。ぜひ、よろしくお願いいたします。m(_ _)m

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