メドック格付け61巡り4番目、 第5級ポイヤックのシャトー・クロワゼ・バージュ2007vt.です。 Fridayの3本目はボルドーの赤です。 クロワゼは、このシャトーの区画を最初に所有したクロワゼ兄弟、そしてバージュは村の名前です。すぐ東隣は、スーパーセカンドで名を馳せるランシュ・バージュ。西の反対側の丘には、グランピュイ・ラコストがあります。 1942年からは、3代にわたってキエ家が所有しております。キエ家は、2級のローザン・ガシーや、クリュブルジョワのベロルム・トロンコワ・ドゥ・ラランドも所有し、このクロワゼ・バージュもローザン・ガシーくらいの名声を与えたいと考えて、愛されるワイン造りに努力しているとのことです。 約30haの畑には、カベルネSが60、メルロが32、カベルネFが8%植えられています。 07年は、カベルネSが75、メルロが約20、カベルネFが約5％のブレンドです。 ポイヤックの中では軽めのワインでメルローの柔らかさが目立つものとなっており、どちらかというと若いうちから飲めるワインとなっているようです。 さて、注ぎましょう。 濃いガーネットに、ややくぐもった感じがします。こういうボルドーの妖艶な色が、期待感を膨らませます。 なるほど、ウンチクにも書いたように、比較的ライトな感じのアロマ。ブラックベリーにチェリーのような、瑞々しい果実の香り、コショウ、オークにタバコ。わずかにブラッディーな感じも。 いただきます。 アタックは心地よく、確かにミディアム寄りな感じ。 どっしりした「ボルドーだぞー！」っていうのがありません。どちらかというと瑞々しく、軽く飲める感じ。 やや酸味は強めですが、こなれた感じ。 過日のチーズ祭りで買った、いろんなチーズと合わせても美味しい。 いい感じ、瑞々しいボルドーです。

okok530