イタリア北西部のピエモンテ州、テッラ・デイ・チェルティ バルバレスコ リゼルヴァ2009。ネッビオーロ100%。 色味は明るいルビーに、エッジにオレンジの入った熟成感ある色合い。香りはラズベリー、スミレ、ドライフラワー、カカオ、バニラとなかなか複雑に香ってくれる。 飲み口もアタックは押し付けがましくないしとやかな果実味に、程良く細やかなタンニン、酸味も縁を彩るような綺麗さ。ラストに濃縮された果実味がしっとりと感じられる。 この内容でボトルで2,000円と、コスパにも大変優れた一品+0.5。 裏ラベルの英文に書いてある通り、サーブする30分前の抜栓でちょうどよく、また時間と共にタンニンと酸味の優しさが増し、初めは硬い表情の女王の振り向き様の微笑みが垣間見れる。ただ、こちらを振り向いてくれている時間は短いので、早めにしっかりと距離を詰めておくこと！

TKR