Evening Land Seven Springs Chardonnay写真(ワイン) by m.shingo

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LL

REVIEWS

ワインEvening Land Seven Springs Chardonnay(2014)
評価

5.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • Original
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詳細
シチュエーション
飲んだ日2018-06-16
飲んだ場所
買った日
買った場所
購入単位
価格帯
価格
インポーター

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m.shingo

イヴニングランドを立ち上げた当時のメンバーは今現在はおらず、2014は移行時期。2014からエチケットのデザインも変わり、2015vtは全く新しいチームでワインを作った。 現在ここを指揮するラジャパーとサシムーアマンは、超一流のワイン人。自分たちの色を強く出したいという気持ちがあっても不思議ではないが、少なくともこの2014セブンスプリングスシャルドネは、2013のそれと全く同じ方向性だ。 当初のコンサルタント、コントラフォンのやり方を少なくともシャルドネに関しては完全に踏襲すると述べており、2015vt以降もこの作りが期待出来る。 ビオディナミで栽培し、自然酵母で発酵させる非常にナチュラルな作りのこのワイン、この畑のワインを大きく変える必要性はないというその判断には100%同意できる。 前任の大統領の功績をことごとく潰しにかかったり、自分色を出したくてしょうがない中間管理職に溢れていたりする世の中で、真実や真の価値を賢明にも保全する素晴らしい仕事をする人々がいることは心の癒しになる。 コートオブマスターソムリエのMSとして著名な存在であるラジャパーがワインの道に入ったのは、ラヴノーのレクロがきっかけだと言う。いつかどこかの畑でそういうシャルドネを作るのかもしれないが、それとは全く違うラフォンらしさを感じるこのテイストを守るこの人物は非常に尊敬出来る。 ビッグな傾向のワインに仕上がったものが多いウィラメットヴァレーの2014だが、エオラアミティヒルズの特性やこの畑の資質ゆえかこのワインには全くそれを感じない。同時に以前に飲んだ難しいvtの2013も非常に上手く作ったのだということをこの2014を飲んで再確認出来た。両者が非常に良く似ているからだ。 ウィラメットヴァレーの他のエリアよりも気温の低いこの地では、葡萄の生育は時間をかけて行われる。収穫時期も遅めになるのだが、2013に関してはそれが幸いしたのかもしれない。この2014は、ホットな他のエリアよりもバランスを取りやすかったのだろう。 非常にアロマティックで適度にトロピカル。ライムやグレープフルーツを感じるような酸、硬度の高い水のようなミネラル。多様な要素のレイヤーは虹のようにクリアであり、全体として非常に抑制が効いている。 2013を飲んだ時にも述べたが、これは上から3番目のキュベだ。不自然に序列を作りに行かない全力な出来のこのワイン、ただただ素晴らしい。 ウチにこの上の2つのキュベがあるのだが、それは1人で飲む気にはなれない。

m.shingo

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