勝沼シャンモリワインの樽熟甲州。甲州はお淑やかで単体でもあまり主張せず、そして料理が側にあれば健気にしっかり支えるそんなイメージ。でもこの樽甲州、厚みがあって澄んだ酸味とふくよかな香ばしさやバニラっぽさを、ゴルゴンゾーラピカンテを開封した時の様な開栓時の強い発酵系の香りと共にグイグイ押して来る。でも最後の穏やかな酸味と淡い苦味の余韻は甲州。美味しくしっかり納まりました。 子供の頃は甲州を親戚や知り合いからデラやマスカット、巨峰等と一緒に季節毎に家で頂いていた。でも甲州は嫌いでしたね。酸っぱいし種が有るし皮も粉吹いた様な薄皮で嫌だった。今ではもう生食の甲州は見かけなくなりました。やっぱり生食より発酵に向いた品種だったのだなと改めて思います。

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