『No.1278 白から赤へ』 【リヤン・ヌ・ブージュ/2020】 ヴィニョブル・デュ・レーヴル/フランス・アルザス ・ピノ・グリ 42% ・ピノ・ブラン 42% ・リースリング 16% 合わせた夕飯 ・グリルチキン ・ポテトサラダ ・ボイルウインナー ガラス栓を開け(ガラス栓っていいよね)、グラスに注ぐ…明るい色合いのルビー色。白ワインの材料でおなじみの葡萄の果汁にアルコール発酵後に残ったピノ・ノワールの果皮と種を一緒にマセラシオンした…とのこと。面白い作り方をしたんだね。ベリー系の香りを感じるんだけど、どっかで柑橘のニュアンスも感じたり。 一口飲む…おぉ、思ったよりも飲みごたえがあるぞ。淡く儚げな色合いに反して、結構な大人っぷり。果実味は爽やかで、途中から感じる花の香りに少々うっとり気味。軽快で爽やかな果実味が一口。、また一口と誘ってくる。コリっとしたミネラル感もどこかに健在してる。 今日はきのこと共にグリルしたチキンだけど、白ワイン用の葡萄を使っているからか、なかなか良さげな相性。そしてちょいと良さげなベーコンと新玉ねぎが入ったポテトサラダともいい感じ。ベーコンのスモーキーさと良く合うから、ついつい杯が進んでしまう。ウインナーは言わずもがな。 奇をてらったような作りの赤だけど、これはこれで美味しい。しっかりボディに爽やかでフレッシュな果実味。アロマティックであり、コリコリなミネラル感もどこか嬉しい。こういうワイン、僕はアリかな。 ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ