ブルゴーニュ好きは時として、ブルゴーニュ以外にブルゴーニュ性を求めてしまうものである。 南アフリカ然り、ニュージーランド然り。 何故かセカンドワインがとても有名なマーティンボロー・ヴィンヤードを頂きました。 そのお味はいかがでしょうか。 ややレンガ色になりかけの薄いガーネット。 熟した糖分たっぷりのブラッドオレンジにチェリー、シナモンや少量のスパイスの香り。 味わいは満開に開いており、中庸の酸味と以前は堅牢であっただろうエグみを少々残している。 乳化された味わいはとてもまろやかで、優しく変化したタンニンがいいアクセントになっている。 余韻も長い。 予測はしてましたが、不意打ちでございます。 これ、かなりいいです。 果実の深みや芳醇さはあと一歩ですが、ピノ・ノワールとして十分に美味しいです。 これはとてもいい発見。 ご馳走さまでした。

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