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2.5
2014 クロ・デ・フ ピノ・ノワール ラトゥーファ トライグエン マジェコ・ヴァレー/チリ 塩胡椒でシンプルに味付けした豚肩ロースのステーキに合わせていただきました。 外観は黒みを帯びた淡いガーネット。濃淡の度合いでいえばルビーと言いたくなりますが、それには黒の調子が強過ぎるように思います。 ラルムはとてもぼってりした感じで、ディスクに厚みがあります。グリセリンやエキス分がとても多そうな見た目ですが、それもそのはず。アルコール分が15%以上16%未満とのことです! チェリーやイチゴなど赤系、プルーンぽい黒系の入り混じった果実香に火打石や赤土のようなミネラル香、青いハーブのニュアンスもありますね♪ なかなか個性的なピノ・ノワールの香りだと思います。 香りに関しては、「圧」はやや低めで「重心」も低め。ちょっと硬い印象を受けますが、香りの層の手前に薄いヴェールがかかっているみたい…。 口に含むと、高いアルコール度を意識させないバランスの取れた、穏やかで滑らかな味わい。 ジャミーとまではいきませんが、果実味はややモッタリして抑え気味な印象。 酸は柔らかで、このタイプのワインならもう少し強い方が好みです。タンニンは比較的アッサリめ。口当たりは柔らかですが、後口に少し気になる苦味が残ります。 金属や鉱物ではなく、石灰や赤土を想起させる土のミネラルの味わいを強く感じます。 土地の個性をよく表現するピノ・ノワールの特性を考えると、なかなか面白いワインだと思いました。ちなみに、このワイナリーのオーナーは地質学者だそうです。 1日で飲み切ってしまいましたが、2日目、3日目あたりに果実味が全開になって、まったく違う表情を見せてくれるワインだろうなと、後髪引かれる思いです。 以前、オレゴンのピノ・ノワールの火山性土壌のワインを試飲したことがありますが、その時の香りや味わいと、どことなく似ているような…。 そうそう、グラスはリーデルのピノ・ノワールと木村硝子のピーボ オーソドックス 63224-440で飲み較べてみましたが、いまの段階ではピーボの方が香り、味わいともに締まって焦点の合った感じになり、好みでした。 ただ、ワイン自体がもう少し解れてきたらピノ用のグラスに軍配が上がるだろうな、という気もします…やっぱり残しておけばよかったですね(苦笑)☆
iri2618 STOP WARS
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2014 クロ・デ・フ ピノ・ノワール ラトゥーファ トライグエン マジェコ・ヴァレー/チリ 塩胡椒でシンプルに味付けした豚肩ロースのステーキに合わせていただきました。 外観は黒みを帯びた淡いガーネット。濃淡の度合いでいえばルビーと言いたくなりますが、それには黒の調子が強過ぎるように思います。 ラルムはとてもぼってりした感じで、ディスクに厚みがあります。グリセリンやエキス分がとても多そうな見た目ですが、それもそのはず。アルコール分が15%以上16%未満とのことです! チェリーやイチゴなど赤系、プルーンぽい黒系の入り混じった果実香に火打石や赤土のようなミネラル香、青いハーブのニュアンスもありますね♪ なかなか個性的なピノ・ノワールの香りだと思います。 香りに関しては、「圧」はやや低めで「重心」も低め。ちょっと硬い印象を受けますが、香りの層の手前に薄いヴェールがかかっているみたい…。 口に含むと、高いアルコール度を意識させないバランスの取れた、穏やかで滑らかな味わい。 ジャミーとまではいきませんが、果実味はややモッタリして抑え気味な印象。 酸は柔らかで、このタイプのワインならもう少し強い方が好みです。タンニンは比較的アッサリめ。口当たりは柔らかですが、後口に少し気になる苦味が残ります。 金属や鉱物ではなく、石灰や赤土を想起させる土のミネラルの味わいを強く感じます。 土地の個性をよく表現するピノ・ノワールの特性を考えると、なかなか面白いワインだと思いました。ちなみに、このワイナリーのオーナーは地質学者だそうです。 1日で飲み切ってしまいましたが、2日目、3日目あたりに果実味が全開になって、まったく違う表情を見せてくれるワインだろうなと、後髪引かれる思いです。 以前、オレゴンのピノ・ノワールの火山性土壌のワインを試飲したことがありますが、その時の香りや味わいと、どことなく似ているような…。 そうそう、グラスはリーデルのピノ・ノワールと木村硝子のピーボ オーソドックス 63224-440で飲み較べてみましたが、いまの段階ではピーボの方が香り、味わいともに締まって焦点の合った感じになり、好みでした。 ただ、ワイン自体がもう少し解れてきたらピノ用のグラスに軍配が上がるだろうな、という気もします…やっぱり残しておけばよかったですね(苦笑)☆
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