リオハ、ビウラ主体。外観は透き通った、どちらかといえば濃いめの中間的なイエロー。新樽発酵を行っていて澱との接触も50日あるらしい。香りは強く、ムルソーやシャサーニュ・モンラッシェのような高価なワインを思わせるはっきりとしたオーク樽やヘーゼルナッツの香りがある。スワリングするとメロンソーダのような濃厚な果実とバニラ香。口に含むとがかすかに甘やかさがあって、樽由来なのか苦みがやや目立つ。酸は後半になって現れるが穏やか。アフターはやや薄い印象で余韻は長くはない。香りだけだとブルゴーニュの樽シャルドネと区別がつかないが、飲んでみるとやはり明確な違いがある。しかしこれが2000円程度で買えるとは、スペインワインはやはり相当なコストパフォーマンスだ。

まてき