2017 テラーロ ファランギーナ ロッカモンフィーナ ヴェンデミア・タルディーヴァ カンパーニャ/イタリア ファランギーナの遅摘み⁉︎「ヴェンデミア・タルディーヴァ」は、アルザスなら「ヴァンダンジュ・タルディヴ」でしょうか？ イタリアの遅摘み自体、甘口ワイン以外で飲んだ記憶がありません。このファランギーナは、あまり考えずに買いましたが…辛口でした(苦笑) だいたい鰤やエンガワのお刺身を食べようとしているところに開けたワイン、もし極甘口だったら、どうするつもりだったのでしょう？ 1時間前の自分に、よく考えてから行動するよう、膝詰めで説教してやりたい気分ですΣ(-᷅_-᷄๑) それはさておき、ワインの方はとても粘り気のありそうな輝く黄金色。実に良い感じにキラキラしています♪ 香りは、パイナップルや黄桃、黄色いリンゴや洋ナシなどのよく熟したフルーツの趣。ちょっとピノ・グリの感じに似ていますね！ 今週あたりから急に香り始めた金木犀のような甘いフローラルな香りのニュアンスも出ています。 口に含むと、円やかながらしっかりした酸の存在感。甘くはありませんが、豊かな果実味があって、ボディは厚めでコクがあります。 アフターに残るしっかりした苦味も、とてもグリ/グリ的です。ブラインドでいただいたら、アルザス辺りのリッチなタイプのピノ・グリと、脊髄反射的に答えそうな味わいです(*_*) 余韻は長く、綺麗な酸の印象が木霊のように響きますが、グリ/グリと違うのはグラなタッチがないところ。 最初は全然ファランギーナっぽくないなあ？と思っていましたが、後になればなるほどファランギーナっぽさが濃厚になり、長〜い余韻が漸く切れる頃にはグリ/グリらしさは影も形もなくなります。 いやいや、これは素晴らしいファランギーナです♡ この途轍もなく美しい酸と合わせるなら、純度の高いピアノの音しか思いつきませんが、複雑で厚みのある味わいにはソロではなくトリオが良さそうです。 ECMの看板ピアニストのひとり、スウェーデン生まれのボボ・ステンソンの最新作『Contra la indecision』を合わせてみました。 くぅーッ！ これ最高じゃないですか‼︎⁉︎⁇ 温度が上がって酸のパワーが全開になったファランギーナとECMらしさ100%のピアノ・トリオの見事な化学反応(๑˃̵ᴗ˂̵) これは、唸って良し、噛みしめて良し、叫んでなお良し(笑)の極上のマリアージュが楽しめますね。いやあ素晴らしい☆

iri2618 STOP WARS

コメントを拝見して、ずいぶん前に飲んで美味しかったのを思い出しました。 Vinicaを見ていると飲んでみたいワインが次々と出てきますので、美味しかったワインもリピートするのを忘れてしまいます。(^^*)

ina☆

ina☆さん 遡ってレビューを拝見しました。酒石の出方が半端ないですね⁉︎ 私のいただいた個体はまったくありませんでしたよ！ ina☆さんも温度の事を書いておられましたが、よく冷えた時の味わいと室温レベルでは全然違うワインですね(笑) 私はもちろんファランギーナらしさが炸裂している室温の方が好きです♡

iri2618 STOP WARS

こちらは去年の秋に飲みました(^^) でも遅摘みとは知りませんでした(^^; ファランギーナらしさもまだわからないので、いろいろ飲んでみたいです♫

Yuji♪☆

Yuji♪☆さん 私も知らずに買って、開けてからビックリしました(苦笑) 私も、実はファランギーナらしさってわかりませんので、あくまでも自分の中での「らしさ」です٩(๑`^´๑)۶ こんなものは言ったもん勝ちですよね(笑)

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