Dom. Marquis d'Angerville Pommard Combes Dessus写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

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REVIEWS

ワインDom. Marquis d'Angerville Pommard Combes Dessus(2006)
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2025-09-21
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所ネットショップ
購入単位ボトル
価格帯10,000円 ~ 29,999円
価格
インポータージャパンインポートシステム

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iri2618 STOP WARS

2006 ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユ ポマール コンブ・ドゥシュ コート・ド・ボーヌ ブルゴーニュ/フランス 日曜日のワイン・その3 3本目は、彼氏の「オシ品種」がグルナッシュと聞いてはいたものの、すぐに出せるボトルが見当たらず、代わりにいくつか候補を挙げた中から、娘氏の希望によりブルゴーニュの熟成した赤ワインを。 ワインを出すときに、「昆布泥棒(Combe d’Orveaux)というワインです!」と、思い切りやらかしてしまったのですが、エチケットを見た娘氏から間違いの指摘を受け、即座に「スミマセン、昆布デス(Combes Dessus)…でした」と紹介し直しました(大汗) あちらは、シャンボール・ミュジニーのワインで、こちらはポマールですから、間違える方がどうかしてるのですが、歳を取ると、思い込みが激しくなったり、ちょっとだけ似ている名前の区別がつかなくなってくるのでしょう…恥ずかしハズカシ(>_<) マルキ・ダンジェルヴィーユの昆布デス/コンブ・ドゥシュは、ヴォルネーとポマールの境界にある区画で、本来は1級格付畑なのですが、その樹齢が50年を超えた2009年ヴィンテージまでは、1er クリュを名乗らず、村名格のワインとして瓶詰めされていました。 このワインは2006年産ですから、村名格時代のものになります。 私は、先代のダンジェルヴィーユのワイン、特に’80年代のものが大好きだったのですが、その時代は出来栄えのバラツキが激しかったのか、かなり評価の幅がある生産者でした。 良くも悪くも「貴族的」なワインと言えばいいのでしょうか? 2003年、先代の他界により現当主ギョーム・ダンジェルヴィーユがドメーヌを継承して、徐々にぶどう栽培と醸造の変革を行い、2009年には100%ビオディナミのワイン造りに移行しました。 2006年は、ちょうどビオディナミへの転換が始まった年で、この年から毎年25%ずつ、4年かけてすべての畑をビオディナミ農法に変えていったそうです。 さて、こちらのワイン、外観は美しく澄んだ、しかしながら濃いガーネットの見た目。 熟成のニュアンスは経年相応ですが、強い黒みを帯びた印象です。 「凝縮感」とか「深み」という言葉は、こういう色合いに対して使われるのが相応しい気がします。 赤と黒のベリー、オレンジピールやセミドライのフィグ、サワーチェリーなど果実系だけでも複雑で成熟した香り。 そこに、ドライフラワーの紅いバラ、黒いスパイス、黒い土や腐葉土のニュアンスが加わり、重層的かつ多面的な芳香を放っています。 ちょっとニュイのワイン…シャンボール・ミュジニーとかモレ・サン・ドニのワインを思い起こさせるようなところがありますね♪ 口に含むと、素晴らしく滑らかな口当たり。 よく熟した果実のエッセンスが、ちょうど「旨み」に昇華している真っ最中! といった感じの、エレガントでまろやかな味わいです‼︎ 香りで感じた、ドライフラワーのニュアンスやスパイシーさも、実に良いアクセントになっていて、余韻の長さも素晴らしいですね✨ 特に、美しさを残したまま枯れたバラの香りが、何とも優美なフィニッシュに繋がっていて、 「バラ色 ぶどう酒に 花びら浮かべば あの人よ」 という、「やさしい悪魔」の歌詞の一節を思い出しました。 ただ、残念なことに、このワインには微かに「熱の傷痕」が残っていて、ほんの僅か、ですが、不自然な苦味や焦がした醤油のような風味が残ります…。 何でも完璧であることに越したことはないですが、多少の欠点を許容することも、人生においては必要なことではないでしょうか? と、最後は強引に纏めてみました(笑)

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