カルディのサマーチャンスボックス。 初めて最下段でないワインが当たりました（笑） イカルディのランゲ・ネッビオーロ。 しかしワイナリーとインポーターのどちらのサイトでも出てこない謎ワインです。 ネッビオーロにしては鮮やかなルビー色。澄んでいる。粘性は中程度。 とても華やかで、バラや菖蒲の香りだが、メインは雨に打たれた紫陽花のような、しっとりした青系の花のニュアンス。 よく熟した食べ頃のラズベリーの香り。全体的にはベリー系で支配されており、ブルーベリーもある。 ジビエの獣っぽさ。 フレンチオークのような樽香はやや強めだが、抜栓して時間が経てば気にならなくなる。 アタックは強めで鋭さもある。 酸とタンニンはどちらもまだ尖っているが、互いに絡み合い楽しげな印象に昇華していく。 ネッビオーロにしては余韻はやや短い。 全体的にはジューシーで明るい印象ですが、その中に梅雨のような物憂げな雰囲気が感じられるところが、さすがネッビオーロと言ったところでしょうか。 食事との相性も全般的に良く、深みを感じると言うより、気軽に楽しみたいワインでした。

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