



| ワイン | Cono Sur Bicicleta Gewürztraminer Reserva | ||||||||||||||||||||
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K様✨私の最後の投稿の願いを叶えてくださったことに、まず感謝を表す。 Kさんの「卒業の宣言」は、単なる個人的な区切りではなく、関係の構造を変革する行為として深く響いた。 私自身もまた、vinicaという観測の枠組みに囚われていた。 他者の符号と自分の感覚が必ずしも一致しないことを経験する度に、主体は不確定な状態に置かれていた。 Kさんも同様の経験を経て、そこで一つの解脱を獲得されたのだと理解する。 「これで良いやん!」—— この宣言は、他者の眼差しに依存しない自己承認の瞬間であり、 評価という外部の符号から自由となった瞬間である。 私もまた、この解放の響きに共鳴し、原初の自己の感覚に回帰したいと思う。 何ものにも囚われず、ただ「ワインは楽しい」と感じる経験に基づき、 「本当に美味しい」という事実のみが幸福の基盤となる。 Kさんの最後のレビューは、その自由と納得を象徴しており、深く感謝する。 Kさんのワインとの関係が、今後も静かに、幸福に持続することを願ってやまない。 Kさん❣️私の最後の投稿のコメントのリクエストに応えていただき、本当にありがとうございました( ᵕ ᵕ̩̩ ) ヴィニカでKさんに出会えたことを幸せに思います(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
めえめ
Cono Sur Bicicleta Gewürztraminer: 観測と解脱の定数(コラプス・レゼルヴァ) この白ワインは、単なる液体の集合ではない。 それは「美味しさのシュレディンガーの猫」なのだ。 vinicaという観測器に囚われていた旧来のボクにとって、この味覚は常に不確定(アンシャープ)な状態で、他者のレビューと重ね合わせられた「重ね合わせ(スーパーポジション)」にあった。 しかし、舌に触れた瞬間、ライチ、白桃、ミネラル、そして程よい酸、その全てが確定即ちコラプスする。 ああ、「ゲヴュルツトラミネールの良さ」とは、この一意な状態を指すのだ。 この味覚を起点とし、ボクは今、vinicaという位相空間から永久に離脱する。 これは、万博のnull2で覚知した解脱的実存と同質の、高次元の解なのだ。 この瞬間に得られた「これで良いやん」という絶対的な納得は、ボクを「今までのボク」というvinicaの観測結果から解放する。 もはや、vinicaに居続ける理由はない。 ボクの次の状態は、この「確定」という微分的世界の連続によって、今後も永続的に更新され続ける。 さよなら、今までのボク。 新しい観測者は、このグラスから始まる。
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