ルフレーヴの96’ピュリニーを残して、少しルージュの熟成物、ユベール・リニエ・ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・オー・コンボット1995年を頂きました。 跡継ぎのロマン・リニエが他界してから家族間でゴタゴタがありましたが、どうにか又軌道に乗り出した様です。 オー・コンボットはラトリシエールやシャルム、クロ・ド・ラ・ロッシュの3つのグラン・クリュに囲まれているプルミエ・クリュの畑になります。 ブリック掛かったペールなルビー色。 お目覚めはとてもクローズなドライ・レッド・フルーツに少しレザーの風味も感じます。 エントリーは少しレーズンの甘い風味を感じ、全体に行き渡る細かなタンニン、そしてその背後から来る酸味。果実感は革に浸した様な赤果実で、少しのスパイスと粘性のあるテクスチャー。段々とジュヴレらしい強さとアイアンな感じに満たされて来ます。 果実のジューシーさと塩気を感じるミネラル感に、緑茶のポリフェノール的な苦味と風味も感じ、余韻にシーダーやシガーのニュアンスも。 翌日はレーズンの要素が消え、果実が澄んで来ますが、甘みは黒糖化し、タンニンは鉄分の様な元気さを持ちながら、全体のバランスがとても綺麗にまとまっていました。 グラン・クリュの凄みは感じませんが、プルミエ・の複雑味は十分楽しむことが出来、もう少し次の熟成段階でも楽しんでみたい様にも思うリニエのオー・コンボット95‘でした。

Marcassin

先日、ユベール・リニエの’97 クロ・ド・ラ・ロッシュを試飲で頂きましたが、とても優雅な味わいでした！ ゴタゴタの事もその時に教わったのですが、その時期は味が落ちたそうですね笑 某造り手さんが失恋した時に味が落ちたという話も聞いたことがあって、そんなところでも人の手で造られるものなんだなぁと実感してみたり笑 改めて、この造り手さんのワインを飲んでみようと思います♪ 今年もよろしくお願いします！

末永 誠一

末永先生〜 明けましておめでとうございます。 ユベール・リニエはやはりクロ・ド・ラ・ロッシュとMSDが素晴らしいと思いますが、私は手持ちの90年台以降はなぜかあまり購入しなくなってしまいました。97年でも未だ未だ行けるお味ですよね。 確かに結局ワインは人の手に委ねられる部分が多いので、感情で出来の良し悪しに左右されると思いますが、人間味と言うものは大事でもございます、特にこの頃のご時世では。。。 こちらこそ本年も宜しくお願い致します。

Marcassin