2017 アルヴァロ・パラシオス　フィンカ・ドフィ　グラタヨップス　プリオラート　カタルーニャ/スペイン 日曜日のワイン。 午後、上野の国立博物館で「最澄と天台宗のすべて」を、たっぷり時間をかけて観てきた後の晩ごはんにスペイン・プリオラートの赤を合わせました。 「プリオラートの4人組」として世界的に有名な生産者、アルヴァロ・パラシオスの「フィンカ・ドフィ」。 某ネット酒店の毎月1日限定の3本1万円「福袋」の中の1本で、スペインのカルトワイン、「レルミタ」のセカンド的存在といわれるワインです。 ネット情報によれば、品種構成は、ガルナッチャ 91%、カリニャン 8%、その他（白品種！）1%となっています。 少しスリムで背の高いボトルは、手に持つと、ズシリとくる重量感があり、わかりやすい（いや逆か？）高級感を演出しています。 特筆すべき品質の、全長55mmの天然コルクを抜栓しワインをグラスに注ぎます。 2017という若いワインであることを考慮して、グラスはアンピトワイヤーブルのNo.1、若い赤ワイン用をチョイスしました。 外観は、とても凝縮感がありながら透明感のある、黒みを帯びた濃いガーネット。 グラスからは、甘いラズベリーのジャム、爽やかなブルーベリー、刺激的なブラッドオレンジ、強いヴァニラ、微かにカカオ。 複雑な果実の香りに、上品なトッピングを乗せた感じで、全体にバランス良くまとまっています。 口に含むと、若さを感じさせないしなやかな質感と、濃厚ながら軽やかでバランスの良い味わいに、ハートをギュッとつかまれた感じ(笑) 私の大好きな、シロップ漬けのチェリーのような甘酸っぱさが印象的です。 口当たりはシルキーでなめらか。 抵抗感なく口中を満たす柔らかさ。そしてマウスフルネスとセットになった心地よい収斂があります。 タンニンがきめ細かく、渋みより旨み、品の良い甘みとミネラルっぽい塩味を感じます。 とにかく、舌の上で瞬間的に拡がる、味蕾が痺れ麻痺するような純度の高い旨みが良いですね！ 口の中での変化は長く続き、たっぷり余韻を楽しませてくれた後に優しくフェードアウトします。 美味しいです♪ それにしても、これで1本あたり3,333円（＋税）は、普通なら絶対にあり得ない金額。 時には家族に叱られながらも、コツコツとワインにお布施し続け、小さな功徳を積んだご褒美でしょうか？ ありがたく頂戴いたしました。 ちなみに晩ごはんのメニューはスズキのソテー&タブナードソース、焦がす寸前まで煮詰めてしまった真鱈のタラコ照り焼き？、スーパーで売っていた人形町志乃多寿司總本店の変わりいなり、トマトとキャベツとシメジの味噌汁という内容。 魚中心のメニューで、普通なら赤を合わせない感じでしたが、スズキもタラコも赤ワインに良く合います。いなり寿司もなかなかの相性でした。

iri2618 STOP WARS

半額以下ですね。Σ( ﾟДﾟ)

chambertin89

ご当地価格90€ってとこです (｣°ﾛ°)｣

Borratxo

chambertin89さん　ほかの2本はCh.オー・ブリオンがサンテミリオンで始めたプロジェクトの3rdワインとモンターニュ・ド・ランスのシャンパーニュでした。やっぱりメッチャお得ですよね！

iri2618 STOP WARS

Borratxoさん　コメントありがとうございます♪ 90€⁉︎∑(ﾟДﾟ) 日本価格の方が安かったりしますね(汗) しかし、ご当地価格の1/3ですか…(笑)

iri2618 STOP WARS

finca dofi 気になってたのですが、3本1万円とは(　д)　ﾟ　ﾟ 私も毎月1日はチェックするようにします…

genchidx2

genchidxさん　コメントありがとうございます。他の2本が5000円ぐらいのワインなので、単純平均してはいけないのかもしれないですが、それでもお得感が強く、購入に至りました。11月にもフィンカ・ドフィが入っていましたので、12月のセットも期待できるかも？です。

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