2013 バローネ・リカーゾリ ボルゲリ・ロッソ DOC トスカーナ/イタリア キャンティの名門が、ボルゲリでつくるボルドーブレンドのDOC。現行ヴィンテージの品種構成は、カベルネ・ソーヴィニョン50％、メルロー25％、プティ・ヴェルド25％とのこと。以前は、カベルネ・フランがかなり入っていたみたいですが、いまはゼロ。そのかわり、プティ・ヴェルドの比率が尋常ではないですね。 6本セットの中の1本なので、一本当たりの値段はわかりません。 さて中身の方は、最初に、ちょっとびっくりするくらいのスモーキーな香りのアタック。これは、プティ・ヴェルドのキャラクターでしょうか？ ほかに、カシス、ブラックチェリー、プルーンなど黒系果実香。スミレ、オリエンタル・スパイス、リコリス。香りの感じは、ボルドーとはちょっと違いますね。 味わいも、なかなか面白いです。かなり凝縮感のある果実味に軽やかな酸味が加わり、サンジョベーゼが入っているわけでもないのに、いかにもトスカーナの赤な感じ（笑） 口当たりはさらにユニークで、なめらかなサンドペーパーのようなタンニンが、口の中を優雅に削ってくるような感じ（笑）。構造のしっかりした、タイトな印象のワインです。 時間が経つと、香りがしっかり立ってきますが、柔らかく拡がるタイプではなく、鋭くエッジの効いた香りの矢が、鼻腔に突き刺さってくる感じ⁉︎ もちろん、痛い刺さり方ではなく、キューピッドの矢のように、気が付いたらハートの真ん中をを射抜かれている感じです♡ いやいや面白くて、飲んでいるとニヤニヤ笑いが止まらなくなりますよ☆

iri2618 STOP WARS

ボルドーのプティ・ヴェルド100%をおいしく感じる私としては、非常に興味深い1本です。 キャンティの名門も一度試してみたかったし、2日目とかになるとまた個性に変化がありそう。

Yuri Touya

Yuri Touyaさん プティ・ヴェルド100%がお好きなら、多分、気に入っていただけると思いますよ！実は、このワイン2日目ですが、初日はリーデルリースリング・グラン・クリュ、本日は、XLシリーズのラージ・ピノ・ノワールでいただきました。個人的な感想ですが（笑）初日のグラスの方が、プティ・ヴェルドの香りのニュアンスが取りやすく、香りと味わいのバランスも美しいです。ピノ用のグラスですと、香りが不自然にデフォルメされ、味わいが重くなってしまいました。ところで、ボルドーのPV100%、飲んでみたいです！オーストラリアやスペイン、日本、カリフォルニアのPVは飲んだことがありますが、ボルドーのものはないんですよ。羨ましい☆

iri2618 STOP WARS

リカーゾリ男爵の名前がワイン名になってるんですね！ コメントを拝見した感じですと、 好きです╰(*´︶`*)╯♡ 私もニヤニヤしたいのでブクマさせていただきます（笑）

toranosuke★

グラスの違いまで試されていたとは…思わずリーデルのサイト覗きまして数日考察しはじめてしまいましたがそれらしい答えがみつかりません。 諸外国のPV経験ぜひどこかで語っていただきたいです。少ないボルドーのPVの印象としては有名品種のように数種類の開いた香りではなく、純粋な最初から最後までそこまで変化しないけれど香水でいうところのムスクのような色気のある安定感と役割を味にも香りにも舌触りにも感じました。 ですから補助品種として多く用いられるのでしょうが^ ^

Yuri Touya

toranosukeさん リカーゾリの赤ワイン、そう言えば、あまり飲んだことがありませんでした。でも、このワインを飲むとニヤニヤしちゃうのは確実です（笑）

iri2618 STOP WARS

Yuri Touyaさん グラス遊びは面白いですよ！同じワインを2度楽しめます‼︎ vinicaを始めてから、一度PVの投稿をしています。今年の2月6日にヨークヴィル・セラーズというカリフォルニアのワインですが、100%ではなく75%のものです。よろしかったらご覧になってみてください。香水との類推は面白いですね♪ なるほどムスクですか⁉︎ 香りの持続性のご指摘も鋭いですね！ 勉強になります。気になってネットで香水の仕組みを調べてみましたが、ミドルノートからラストノートに薫ってくる木質系の香りというのが気になりました☆

iri2618 STOP WARS