Like!:28
2.5
NV テイラー ファイン・ホワイト・ポート ドウロ/ポルトガル 日曜日のワイン。 車で出かけた先で、アルコールなしでタイ料理の晩ごはんを食べ、帰宅してから熱燗を楽しんだ後の締めの甘口。 実は、ホワイト・ポートをちゃんといただくのは初めてです! 試飲とかテイスティング対策、家族が飲んでいるおこぼれに与って…など、今までいただいた場面は、すべて、寛ぎながら味わいを楽しむシチュエーションではありませんでした。 こちらは、家族用に抜栓してから、かなり日数の経ったボトルですが、なかなか良い状態を保っているように思います。 外観は、光沢の強い、淡い琥珀色。 グラスからは、レーズンやドライアプリコット、ドライピーチ、オレンジピールなど、多様なドライフルーツの香りが溢れてきます。 加えて、焼きリンゴのようなオイリーなタイプと、ローストアーモンドやナッツ系の炙った感じの、2系統の香ばしさもあり、「芳醇」という言葉を使いたくなる、豊かな香りのプロファイルを持つワインです♪ 口に含むと、ポートらしい強度の高い甘さと、濃厚な躯体を持った多層的な果実味、太く響く豊かな酸を感じます。 矢印の向きは、かなり甘い極に向かって振れていますが、それを反対方向から引っ張る酸の効きめがなかなかのもので、全体としてのバランスは悪くありません(笑) 微かな苦みを感じますが、ミネラル由来というよりは、果実の中から出てきたような印象で、これは、味わい全体を引き締める、良いアクセントになっていますね? 余韻は長く、突出しているように見えた甘さが伸びのある酸にキレイに回収され、最後に微かな残響が残るようなフィニッシュ…。 とてもスタイリッシュで、且つ、美味しいですね♡ ちょっとクセになりそうな、後を引く味わいだと思いました(汗) 日中、お出かけしていた先は、千駄ヶ谷にある国立能楽堂。 人間国宝の狂言師、山本東次郎さん米寿記念の会を、家族3人で観劇してきました。 狂言をライブで観る機会は、普通、なかなかないものですが、山本家とは、つれあいを通したご縁があり、私は3回目の狂言鑑賞になります。 狂言で語られる言葉は、日本語の古語といえる古いものですが、目の前の座席に設けられたモニターに、適宜、解説や現代語の字幕がはいったり、ユーモアやテーマ自体に普遍性があるためか、観ていてそれほど古さを感じません。 笑いが起きる場面でも、ある程度言葉が理解できますので、英語など、他言語の映画や芝居を観ている時ほど時間のズレはなく、笑いが同時進行するので、変なストレスとも無縁です。 とはいえ、やはり日本の古典的伝統芸能の世界。地謡や、笛、小鼓、大鼓、太鼓の演奏、装束など、舞台の重厚感は格別で、88歳となった東次郎さんのパフォーマンスも、人間国宝らしい力強さが漲り、明晰さが迸るような素晴らしいものでした。 そんな格別な舞台を思い出しながらいただくホワイト・ポートも、また格別に美味しいものに感じられました✨
iri2618 STOP WARS
Vinica アプリ 無料ワインを探す・記録・SNS
使い方・機能紹介を見る
NV テイラー ファイン・ホワイト・ポート ドウロ/ポルトガル 日曜日のワイン。 車で出かけた先で、アルコールなしでタイ料理の晩ごはんを食べ、帰宅してから熱燗を楽しんだ後の締めの甘口。 実は、ホワイト・ポートをちゃんといただくのは初めてです! 試飲とかテイスティング対策、家族が飲んでいるおこぼれに与って…など、今までいただいた場面は、すべて、寛ぎながら味わいを楽しむシチュエーションではありませんでした。 こちらは、家族用に抜栓してから、かなり日数の経ったボトルですが、なかなか良い状態を保っているように思います。 外観は、光沢の強い、淡い琥珀色。 グラスからは、レーズンやドライアプリコット、ドライピーチ、オレンジピールなど、多様なドライフルーツの香りが溢れてきます。 加えて、焼きリンゴのようなオイリーなタイプと、ローストアーモンドやナッツ系の炙った感じの、2系統の香ばしさもあり、「芳醇」という言葉を使いたくなる、豊かな香りのプロファイルを持つワインです♪ 口に含むと、ポートらしい強度の高い甘さと、濃厚な躯体を持った多層的な果実味、太く響く豊かな酸を感じます。 矢印の向きは、かなり甘い極に向かって振れていますが、それを反対方向から引っ張る酸の効きめがなかなかのもので、全体としてのバランスは悪くありません(笑) 微かな苦みを感じますが、ミネラル由来というよりは、果実の中から出てきたような印象で、これは、味わい全体を引き締める、良いアクセントになっていますね? 余韻は長く、突出しているように見えた甘さが伸びのある酸にキレイに回収され、最後に微かな残響が残るようなフィニッシュ…。 とてもスタイリッシュで、且つ、美味しいですね♡ ちょっとクセになりそうな、後を引く味わいだと思いました(汗) 日中、お出かけしていた先は、千駄ヶ谷にある国立能楽堂。 人間国宝の狂言師、山本東次郎さん米寿記念の会を、家族3人で観劇してきました。 狂言をライブで観る機会は、普通、なかなかないものですが、山本家とは、つれあいを通したご縁があり、私は3回目の狂言鑑賞になります。 狂言で語られる言葉は、日本語の古語といえる古いものですが、目の前の座席に設けられたモニターに、適宜、解説や現代語の字幕がはいったり、ユーモアやテーマ自体に普遍性があるためか、観ていてそれほど古さを感じません。 笑いが起きる場面でも、ある程度言葉が理解できますので、英語など、他言語の映画や芝居を観ている時ほど時間のズレはなく、笑いが同時進行するので、変なストレスとも無縁です。 とはいえ、やはり日本の古典的伝統芸能の世界。地謡や、笛、小鼓、大鼓、太鼓の演奏、装束など、舞台の重厚感は格別で、88歳となった東次郎さんのパフォーマンスも、人間国宝らしい力強さが漲り、明晰さが迸るような素晴らしいものでした。 そんな格別な舞台を思い出しながらいただくホワイト・ポートも、また格別に美味しいものに感じられました✨
iri2618 STOP WARS