オーストラリア。 品種はデュリフ主体、とだけ書かれてるので詳細はわからないが、初めて飲む品種。 黒い果実、清涼感のあるハーブ、黒胡椒、シナモン、インクの香り。 抜栓してすぐは埃っぽいくぐもった香りの印象を受けるけど、開くと熟れた黒い果実の甘い香り強くなる。 酸はあまりなく、後味が締まるのでタンニンはそれなりにあると思うけど、ハッキリした渋さは感じない。 たっぷりの黒い果実味にスパイスが効いていて、第一印象は「軽いシラーみたい」って思った。 でもシラー100%のような、血や鉄のニュアンスはない。 調べてみたら、このデュリフって品種は、アメリカでプティ・シラーと呼ばれてるものらしい。 原産はフランス。シラーとプルールサンって品種交配で作られたもので、それがアメリカに渡って流行ったんだって。なるほど。 この生産者のメタルってシリーズのワインは、どれもクオリティが高くてハイコスパ。 特にカベルネ・ソーヴィニヨンが素晴らしかった。

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