フランスはラングドック‐ルーション地方ルーション地区ドメーヌ・ラファージュ アンティーク2019。カリニャン50%、シラー40%、グルナッシュ10%。 色味はガーネット、香りはブルーベリーのバランスにプルーンのニュアンス、ホワイトペッパーのスパイス香、生木のニュアンスの樽香。時間が経つとドライハーブに帰着。 飲み口は重めの口当たり、ふくよかな果実味にバランスよいさわやかな酸味、しっかりとした厚みのあるタンニン。 お隣ローヌのGSMブレンド(グルナッシュ/シラー/ムールヴェードル)に似るが、ムールヴェードルに変わりルーション地区に近いスペインで盛んなカリニャンをブレンド。結果、カリニャン/シラー/グルナッシュとどこをどう切り取ってもゴツイ分厚いワインになるイメージしかつかないが、確かに厚みはあるがゴリゴリと角が立つような感じではない。昔やんちゃだった人が丸くなった感じ。

TKR