Cogno Anas Cetta写真(ワイン) by ぺんぺん

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REVIEWS

ワインCogno Anas Cetta(2022)
評価

4.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーションレストラン
    飲んだ日2024-11-08
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所
    購入単位グラス
    価格帯1,000円 ~ 1,499円
    価格
    インポーター

    COMMENTS

    ぺんぺん

    久しぶりに何にも予定がない一日 ランチにハンバーガーでも食べようと近所のハンバーガー屋さんに行ってみたら、改装中なのかお休み でも、途中のいつも混んでて入れないピザ屋さんに空きがあったのでそちらに入り、しらすとからすみのピザとマリナーラをハーフ&ハーフで注文した 食べ始めたら白ワインが飲みたくなったので、グラスで出せるものの中から選んだのがこれ ランゲの土着品種、ナシェッタというものらしい 初めて聞いたかも 樽の香りはごくわずかで、温暖な果実とハーブの香りが強い 酸は中程度、フルボディで、余韻が長い ↓ バローロ、バルバレスコといった、ピエモンテ州きっての銘醸地を擁するこのランゲの地にワイナリーを構えるエルヴィオ・コーニョ。この地に根付いたブドウ品種を使用し、美しく果実味が表現されたワインを生み出す造り手として知られています。1990年創設と比較的新しいワイナリーでありながら彼らのワインは高い評価を獲得。イタリアのワイン評価誌、ガンベロ・ロッソの『ヴィニ・ディタリア』でも最高評価トレ・ビッキエリをいくつも受賞しています。 また、ワイン・アドヴォケイトでは軒並み90点以上を獲得。更に2009年以降、アメリカのワイン評価誌ワイン&スピリッツが選ぶワイナリー・オブ・ザ・イヤーを3度も受賞するという快挙を成し遂げており、(略) 現在ワイン造りを手掛けているのはエルヴィオ・コーニョ氏の娘ナディア氏と、娘婿のヴァルテール・フィッソーレ氏。ヴァルテール氏が特にこだわっているのが、伝統とテロワールを尊重すること、さらにバランス、リッチネス、エレガンスを表現すること。ブドウ栽培を最重要視し栽培の促進や抑制は行わず、農薬や化学肥料はほとんど使用せずに、伝統的なあくまで自然に任せたブドウ栽培を行っています。 また醸造過程において、発酵にも土着の酵母を使用しています。バリックの使用を抑え、主に伝統的な大樽を用いてゆっくりと時間をかけて熟成させることで、樽の風味が強すぎない、果実本来の繊細でピュアな味わいを表現。 コーニョのワインの一番の特徴は現在でも国際品種を一切使わず、ネッビオーロを中心としたピエモンテ州ランゲに古くからある土着品種のみを使用していること。こちらの「ランゲ・アナス・チェッタ」は彼らが手掛ける白ワインです。本拠地であるノヴェッロ村を発祥とし、現在でもランゲ地区のみで栽培されている珍しい土着品種ナシェッタ種を使用しています。 ナシェッタ種はヴェルメンティーノを原種とする白ブドウ。暑い気候で育つナシェッタ種は果実の甘さと旨みを凝縮した味わい深さが特徴です。19世紀まではランゲの各地で栽培されておりポピュラーであったものの、国際品種の導入により一度絶滅。コーニョなどの少数のワイナリーにより畑の所有はされていましたが、製品化は長らく行われていませんでした。 その後、コーニョのオーナー兼ワインメーカーのヴァルテール氏が1986年ヴィンテージのナシェッタ種を使用したワインを試飲し、そのランゲのテロワールを表現するにふさわしい美味しさに感銘を受けたことから本格的な生産のスタートを決意。1994年に自社畑のブドウで800本のワインを生産したのを皮切りに再生されました。 当時ランゲの土着品種として認められていなかったナシェッタ種は2000年にランゲの固有品種として公式に認められ、ヴァルテール氏はその功績により「ナシェッタ種の父」とも称されるようになりました。そしてヴァルテール氏の後を追う形で、25もの生産者が続々とナシェッタ種の栽培を開始。そうして2010年にはDOCナシェッタとして認められるまでに成長したのです。 ナシェッタ種の味わいを最大限に引き出すための一番の工夫は、シュール・リー(澱の上で静置)で熟成すること。まず収穫したブドウは70%をステンレスタンク、30%をバリックで発酵。生き生きとした酸を活かすため、マロラクティック発酵は行いません。熟成はまず、ステンレスタンクで澱とともに6ヵ月間。これにより、爽やかなアロマとフレッシュでフルーティーな味わいを引き出しています。その後アリエ産の大樽で更に6ヵ月間熟成し、瓶詰。3ヵ月間瓶内熟成されリリースされます。 外観は金色に輝く麦わら色。ローズマリーやセージなどのハーブのニュアンスに引き続き、柑橘系やトロピカルフルーツの複雑なアロマがいつまでも続き、繊細かつ上品な印象。爽やかでありかつ穏やかなミネラル感は、その繊細なアロマを心地よく支えます。5~10年の熟成ポテンシャルを備えており、現時点では柑橘系のフレッシュさが中心的要素ですが、年月とともにリースリングのような滑らかな舌触りやナッツのような香りが表れ、素晴らしい変化を遂げていきます。

    ぺんぺん

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