フランスはボルドー地区のAOCボルドー・シュペリウール、シャトー・ジュリアン ボルドー2016。カベルネ・ソーヴィニヨン50％、メルロー45％、カベルネ・フラン5％。 色味は紫がかったルビー、香りはブラックベリー、シダー、軽く樽香といった香りが、ボルドーにしては柔らかく香る。 飲み口はずっしりとして重さだが、果実味に柔らかいタンニン、相対的にやや軽めな酸味。 香り味わい通して、ボルドーブレンドとしては全体的に物腰柔らかい印象のワイン。 ガッチリしたボルドー飲むぞ！と意気込むと外すけど、ライトにでもそこそこ複雑感あるワインという気分の時にちょうど良い。 ワインスクールのアカデミーデュヴァンにて、赤ワインのテイスティング教材として配布された一本。 このワインと同時に同じく教材として送られてきたフランス北部ローヌのシラー100%のワインと飲み比べ。不思議と重さが柔らかさがほぼ同じで、香りの特徴もどちらもやや尖った香りだが、こちらはカベルネらしいシダー(杉)、ローヌがシラーらしいペッパーとベクトルが違い面白い。

TKR