週末のルージュは、ドメーヌ・コシュ・デュリ・ブルゴーニュ・ルージュ2011年を頂きました。コシュ・デュリはブルゴーニュ最高の造り手の一人。ムルソーの造り手ですが、ボーヌのポマールやヴォルネイ、ムルソー・ルージュ等も少量生産しておりまして、その果実での広域となります。 若干リムがオレンジになりかけた、少し青紫掛かったルビー色。 柔らかく甘い赤果実にミントやアイアン、そして薄っすらとレザーやアース等も感じ、とても高貴で綺麗な熟成香を感じます。 ミディアムなボディですがとてもしなやかで、隙のない熟した果実感。その果実に溶け込んだタンニンや細かな酸味、そしてブラッディな仕上がり。少しグリーンな要素も後味に来ますが、広域とは信じがたい酒質です。 時間と共にボーヌらしい黒果実の芳香に、タンニンが少し前に出て来ます。 翌日は素晴らしくまとまった熟成香と果実のスケール感が上がり、タンニンや酸味がスパイシーなキャラクターに変化していました。 非常に丁寧に作られたワインで、果実の香りやメロウなテクスチャー、柔らかさやぬくもりを熟成香と共に楽しめる、予想以上の出来にとても満足して頂くことが出来ました。さすがのコシュ・デュリです。

Marcassin

コシュデュリ、ルージュも美味しそうですね。 一度買える機会があったのですが、ルージュか…と見送ってしまいました。

Nori81☆

コシュデュリはルージュも作ってるんですね！ 初めて知りました。 ブランでも、なかなか見かけないので、出会いは少なそうですが、注意して見てみようと思います^_^

ピノピノ

Nori81さま ありがとうございます。 ブランの名声は確かですが、ルージュのコシュ・デュリ？しかも決してお安くないとなれば尚更です。かと言って本家本元のブランはどうにもこうにもお高いですね。 ただ広域やプルミエ等関係なく満足の1本だった事には変わりありません。

Marcassin

ピノピノさま ありがとうございます。 極上ブルゴーニュの白の作り手は皆ルージュも作っておりますが、ルージュの領域にはそのスペシャリストが沢山存在しておりまして、天秤に掛けますと、どうしてもそのアペラシオンの銘醸ワインをと思ってしまいます。 ただそういう中でもコシュ・デュリの赤の世界を覗いてみたいと言う好奇心に駆られて、広域を、その時はとてもリーズナブルで購入する事が出来ました。 まあルロワ程の異次元の値段ではございませんが、やはり覚悟は必要かと。

Marcassin

コシュ デュリはまだ経験がないので赤がある事も存じませんでした。'11でもまだまた若々しい綺麗な色をしてますね。

Satoko K

Satoko Kamuraさま ありがとうございます。 コシュ・デュリの赤の評価はあまり高いわけでもなく、飲んでいる人の話も聞いた事ないですので、あまり期待していなかった自分でもありますが、私的にはとても良いと感じましたし、おっしゃる様に果実の若々しさもありました。

Marcassin