スペイン　カスティーリャ・イ・レオン テンプラニーリョ、カベソー、メルロー、シラー、プティ・ヴェルド、カベフラ、マルベック 2008年 S$80 赤黒ベリー、皮革、ミント、アルコール香、バニラ、インク、グラファイト、コーヒー。 口に含むと、アルコール感が強くドライさが目立つ。 果実味や酸はちょっと押され気味。 収斂味は中庸+、年号から考えるとまだ強めに感じる。 栓をして5日ほど冷蔵庫で放置。 香りはバルサミコや醤油っぽさ、獣臭が一気に強まる。 味わいにもキノコや大地のニュアンスがグッと出て来て、年号なりのエージングを感じられる体躯に。 一方で、高いアルコールからの乾いたニュアンスはまだ支配的に働いてる。 とは言え、初日に比べれば果実味(+熟した旨味)、酸味と収斂味のバランスは良くなって全体的にワンアップした感じ。 熟したタンニンの甘さも出てるような。 アルコール15%、さすがのボリューム感です。 ブトウリキュールとも思えるこの凝縮感、どんだけポテンシャルあるん！？って感じです(^_^;) ググってみたら、ピングスのピーター・シセック氏の手掛けるワイナリーだとか。 絶対的なスケール感と、エージングからの奥行きが感じられて、スペインの醍醐味を存分に楽しめる一本でした♪

Toshio Iimura