ピノ・グリージョ（グリ）の旅・その133 2020 ホドルスクリーク・エステート　ピノ・グリ　ヤラ・ヴァレー　ヴィクトリア/オーストラリア 日曜日のワイン。 最近は、北半球の未知のエリアを結ぶごとの多かった「旅」は、久しぶりに赤道を越え南半球へ。 昨年8月29日以来、ほぼ1年ぶりのオーストラリアへと向かいます。 カエルのアイコンが印象的なボトルデザインは好き嫌いが分かれそうですが、何となくオーストラリアっぽいイメージで私は好き。面白いビジュアルだと思います。 スクリューキャップを開けてワインをグラスへ。 このワインには、シドニオスのレステッドを選択しました。 外観は、意外に強い赤みが入ったサーモンオレンジ。見た目だけならロゼワインですね。 香りは、まず金柑！ 次いで、オレンジの果汁とピールの両方、洋梨、未熟な赤リンゴ、チョーク、そして銅貨⁉︎ このワインには、柔らかい金属的なミネラルのニュアンスがあるのですが、私には銅貨の匂いのように感じられます。 口に含むと、柔らかで厚みのある密度の高いテクスチャ。 クリーンな果実味とメタリックなミネラル感があり、ドライで酸のレベルはやや低めながら、不思議に冷涼感のある味わい。 何故かな？と思って味わいなおしてみると、とても爽やかな苦みが清涼感を生んでいることに気がつきました。 余韻は長く、特徴的な苦みが、上品さを通り越してフィネスを感じさせます。 いやいや、これは素晴らしいグリ/グリじゃないですか？ 単独でいただかないと、そのディテールがわかりにくいきらいはありますが、酒質的には食事と合わせて本領を発揮するタイプ。 この日は、しゃぶしゃぶ用の薄切り豚ロースを玉ねぎとナス、シメジを粒マスタードとサワークリームで炒め煮にしたグーラッシュ風、ワカサギの南蛮漬け、マグロとサーモンの刺身などと一緒にいただきましたが、何と合わせてもピンポイントで合わせたような単品ペアリングみたいな相性でした。 料理の旨みを増幅させるような触媒的な利き方のワインという印象。 それなのに、単独でいただいて、さらに奥の深さを感じるなんて、ちょっと想定外でビックリです(笑)

iri2618 STOP WARS

わ、、これは気になります✨ ピールの香り、しっかりと苦みが感じられ、 金属質な感じや清涼感が漂うワイン…♪ サワークリームや南蛮漬けの甘酸っぱさにも 合いそうですね〜(^^)！！

ほろ苦ココア

ほろ苦ココアさん　コメントありがとうございます。わかりにくさはありますが、凄いワインでした。価格やワインの格からは、まったく想像できない実力の持ち主で、ワインは本当に面白いですね。こちら、本当に素晴らしいワインだと思います。ほろ苦ココアさんも是非！

iri2618 STOP WARS