ヴェルディのオペラ、オテロの悲劇のヒロイン、デズデモーナの名を冠したイタリアの泡、白です。 色は少し黄金色がかっています。最初はレモン等の柑橘系の香り。少しだけグレープフルーツの苦味のような後味がありましたが、時間の経過と共に後味は感じなくなっていき、甘い香りが強くなっていきました。最初に感じていた爽やかな酸味も、甘い香りに包まれてまろやかになりました。抜栓からの時間や温度により変化を感じることができ、面白いワインでした。 デズデモーナはイアーゴの謀略により、夫のオテロの手によって無実の罪で殺されるヒロインですが、彼女の身の潔白を象徴するかのような白、そして散ってしまう命の儚さを象徴する泡というところでしょうか。

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