職場で試飲 スペインの離島、カナリア諸島の白ワイン 品種はリスタンブランコ 香りから海風を感じるほど、塩気に満ちたワイン 味わいには厳しい環境ながらしっかりと育った果実の凝縮感、厚みを感じますが、芯の通った酸と塩味が高いため、親しみやすいワインとは言えず シーフードを使った煮込み料理などに合わせたら楽しめそう ↓ 生産者：Envinate / エンビナーテ ワイン名：Palo Blanco / パロ・ブランコ ブドウ品種：リスタン・ブランコ ワインタイプ：白 生産国：スペイン 地域：カナリア諸島 ヴィンテッジ：2021 地を這うようにしてうねり、からみあう古木 テネリフェ島中部、バリェ・デ・ラ・オロターヴァと呼ばれる標高400～800mの地区では、コルドン・トレンサード（三つ編み仕立て）と呼ばれる古い仕立て方が現在も継承されている。複数の苗を一か所に植えて、それをお互いに絡ませながら枝を伸ばしていき、長いものでは10m以上にもなる。根本が一か所に固まっているので、冬の間は枝を一方向にまとめてどかしておいて他の作物（島伝統の古代じゃがいも等）を栽培することが出来るが、整枝・剪定が出来ないこともあり、収量は25hl/ha前後にしかならない。この地域で続く伝統的栽培手法による、樹齢100年前後の自根のリスタン・ブランコ。ワイン名は畑の呼称に由来している。際立った酸と強く海を思わせるヨード香が特徴的。 エンビナーテについて “エンビナーテ”は、現代スペインを代表する生産者であり、尖鋭なワインメーカーたちのグループ名です。ラウラ、ホセ、ロベルト、アルフォンソの4人組は大学の同窓生で、2005年にワイン造りのコンサルタント業を始めたことが、エンビナーテの出発点です。 スペインに伝わる古くからのブドウ栽培文化を踏みしめ、その土地固有の味わいを感じさせるワインを造る志を持って、リベイラ・サクラ、アルマンサ、カナリア諸島といった、スペインでも特別に重要な生産地域でワイン造りをしています。グループはスペインワイン界でも名高い一騎当千の猛者ぞろいですが、お互いへの強い信頼で結ばれており、各自がそれぞれ別の地方を担当していますが、可能な限り4人で畑に立ち、栽培、醸造方針を決めています。 品種：リスタン・ブランコ 植樹：1910年代以前 位置：標高700m、北向き 土壌：火山岩土壌、玄武岩 コンクリートタンクで12時間のマセレーション 2500L樽で12ヵ月間熟成

ぺんぺん