2010 ゴルヴィア・ブランコ キンタ・ダ・ムラデッラ DOモンテレイ/スペイン スペイン北部、ガリシア州の内陸部の山中てつくられる、ガリシア固有品種ドニャ・ブランカ100%の白ワイン。 外観は、とても澄んだ輝きの強い黄金色。脚はすぐに現れますが、きれいに揃ってゆっくりゆっくりと落ちていきます。粘性は高いですね。よく熟したブドウでつくられた、熟成の入口にいるワインです。 香りは控えめな第一印象。レモン、洋梨、花梨や、白い小さな花の香りを感じます。意外に強いミント香も立っています。 貝殻や石灰、ヨードのようなミネラルっぽさや、白胡椒のツンと来る刺激的な風味も！ 味わいは、とても優しい酸味と分厚いボディのまろやかな口当たりで、オイリーな印象。そして、やや特徴的な苦味があります。 説明しにくいんですが、椿の花の蜜のような、上品な甘さと生臭さとエグ味が一緒になったような微かな苦味（笑）。すごく独特な質感ですね（苦笑） いずれにせよ、ガツンとくる系統の味わいではありません。和泉屋さんからの説明書には「しつこさは感じられず、むしろ上品でお行儀の良さを感じる」とありましたが、なるほど！な表現です。 全体にフローラルな香りと味わいですが、温度を上げても香りが開きません。グラスも、最初はリースリングタイプ、2日目がピノ用のブルゴーニュタイプと試してみましたが、ちょっと正解が見つからない感じ。意外に取り扱いの難しいタイプのワインですね☆ 昨日、仕事帰りに、実に久しぶりにCDショップを覗いてみたら、写真のCD『聖母マリア 夕べの祈り』（ウィリアム・クリスティ/レザール・フロリサン）を見つけてしまいました。 原盤は1998年に出たものですが、初期バロック期の偉大な作曲家モンテヴェルディの作曲による教会音楽の金字塔的な傑作。 数多くの素晴らしい演奏がありますが、このクリスティ盤は厳密な考証により、宗教音楽としてのこの曲の姿を正確に描き出した清冽な名演奏で、聴いていると、とても厳かで清らかな気持ちになる、素晴らしいディスク（粘性とは関係ないですよ！）です。 2枚組のこのCDが、割引価格とは言え800円の本体価格なら買わないわけにはいかないでしょう。 というわけで、本日、繰り返し聴いていますが、この清らかな空気感が、ワインの清涼感、冷涼感と実によく共鳴しています。 併せて、ワインのフラワリーな風味が、レザール・フロリサン＝花咲ける芸術という、演奏家たちの名称ともキレイに同調します。 雨の休日、自宅に引きこもり状態ですが、素晴らしい音楽とワインで、なかなか充実した時間を過ごしています（笑）

iri2618 STOP WARS

あら～ 素敵ですね～✨こちらも雨降りで引きこもりの中、iri2618さんの解説&音楽まるごとラジオで流してほしいくらいデス…！！|･ω･`*)

-sayuri-

-sayuri-さま コメントありがとうございます。雨が小止みになったので、引きこもり生活を捨てて散歩に出ています。やっぱり飽きますね。「聖母マリア〜」に興味を持っていただき、ありがとうございます！雨が上がったら、CDとワインを持ってお邪魔しますよ！・笑 それまでは、YOU-TUBEでつないでおいてください。検索したらたくさん出てきますよ♪

iri2618 STOP WARS

フォローありがとうございます。

ac3gtiKS

iriさん。いつもありがとうございます。人のhomeにお邪魔するのは、緊張するものですね。 ワインの下に敷いている金色のお皿が気になります。

みか吉

ac3gtiKSさん こちらこそ、よろしくお願いします！

iri2618 STOP WARS

みか吉さん いらっしゃ〜い！ワインの下敷きは真鍮のお皿です。もともとは何用でしょう？灰皿⁇15〜6年前に、たまたま通りすがりのアジアン雑貨店の閉店セールで買いました。ずーっと放ったらかしでしたが、最近思い出して、錆びていたのを磨いて使い始めました。通常のボトルにピッタリのサイズです☆

iri2618 STOP WARS