カベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロ20% フレンチオーク12ヶ月熟成。 熟したカシス、杉のスッとするアロマが鼻に抜け、樽由来のヴァニラも。いわゆるカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインに感じられる優等生なアロマ。凝縮感がありジューシーな果実味、スパイス。緻密なタンニン。バランスが良い。 ブラインドで飲んだら、結構ハイクオリティなワインと思うかも？ ワイナリーの情報は下記のとおり。 シルバー・ハイツは銀色高原にあり、中国では珍しい家族経営のワイナリー。 ヘレン山地の標高1200ｍのところにあります。ヘレン山地は、中国のワインベルトと呼ばれており将来期待されている地域。2007年に開業し、現在70ヘクタールにカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シャルドネなど国際品種を中心にフランスから苗を購入し栽培。土壌は赤粘土石灰質の土壌で、標高が高いため、昼夜の温度差があり、年間降水量も300ｍｌと少ないのが特徴で、まさにワインのための地と言われています。 1999年世界レベルのワインを造ろうと家長リン氏は，娘エマ（通称）をフランスボルドーに留学させました。エマは有名シャトーなどで研修する機会を得ていきます。その後、エマはCh.カロン・セギュールで三代にわたり醸造責任者を務めていたティエリー・カンタードと愛情をはぐくみ2003年に結婚。2005年にエマはdipromeを取得して帰国、その後中国のワイン商社に勤めた後、ティエリ―とともにこのワイナリーを本格的なものに育て上げてきました。確かな技術をもとに2007年の初リリース以来、たくさんの素晴らしい賞を数々受賞し現在に至っています。

竹山 朋子