抜栓したては薄い葡萄ジュースのようだったが、少し経つとラズベリーなどの小さな赤い果実のいい香りがするようになった。 ピュアな果実味の優しい味わいで柔らかな酸味と渋み。 さらに時間が経つと、滑らかだけどタンニンが強く感じられるようになってバランス良くしっかりした味わいが出て来た。 2016年から醸造で亜硫酸塩を添加しないようになったそうだが、序盤の味わいが特に甘やかでフルーティーな香りと味になった気がする。 香りは瓶に残った香りが素敵でずっと嗅いでいたい。 2015年は濃厚というか重厚な印象だったが、2016年は柔らかくエレガントな感じがした。時間が経つと似た味になって、どっちがどっちかわからなくなってしまうが、個人的には2016年が好き。 雹などで生産量が少ないそうで、残念。

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