2020 Ａ.Ａ.バーデンホースト　セカトゥール　シュナン・ブラン　パールドバーグ　スワートランド　ウェスタン・ケープ/南アフリカ 日曜日のワイン。 イカの南蛮漬け、鶏胸肉の竜田揚げ、鶏レバーのしぐれ煮、ナスとトマト&ニンジンのスープという晩ごはんに合わせて南アのシャキッとしたシュナン・ブラン＝スティーン（Steen）をいただきました。 ブランド名の「Secateurs」は、フランス語読みすると「セカトゥール」でOKですが、フランス語なら「sécateurs」のようにアクサンテギュが入るはず。 この単語、実はフランス語由来の英単語もまったく同じ綴りで、その場合の発音は「セカターズ」となり、全然違った印象になりますね。 英語圏の南アフリカ故、セカターズと読むのが正解のような気がしますが、実際のところはどうなのでしょうか？ ちなみに、言葉の意味は、どちらも同じ「剪定バサミ」です。 さて、印象的な真っ黄っ黄のスクリューキャップを開け、ワインをグラスに注ぎます。 外観は透明感の強い、微かに緑がかった明るい麦わら色。少しグレイのニュアンスもある色合いです。 グレープフルーツをベースにライムやベルガモットまで幅を拡げた柑橘系、デリケートな白い花、洋梨、白桃など白い実の果実、オレガノのようなフレッシュで強さのあるハーブ、石灰や金属系のシャープなミネラルの香り。 とてもアロマティックでフレッシュな香りです。 口に含むと、ジューシーで厚みのある果実味に溌剌とした酸、メリハリの効いたボディ、凝縮された旨み、エッジの立ったフレッシュ感…キリッと引き締まった味わいが素晴らしいですね♪ 余韻に感じる酸の上品さや仄かな苦み、豊かなミネラルのニュアンスなど、バランスが取れ、隙のない美味しさに圧倒されっ放しです。 これで税込2000円ちょっとという価格は、もはや「反則」レベルのコスパだと思いました。 持ち味の瑞々しさを単独で楽しむのも良いですが、料理と合わせることでさらに素晴らしさを発揮するタイプのようで、特に揚げ物系との相性は抜群です。 その中でも、唐辛子をピリッと効かせた南蛮漬けとの組み合わせは、飲むのも食べるのも止まらなくなる危険なマリアージュでした(@_@)

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