丸藤葡萄酒工業の醸造所から歩いて5分もたたない自社畑のソーヴィニョン・ブラン。日本でまだソーヴィニョン・ブランが珍しい頃からあったと記憶しているが、この頃から特に良くなってきたと記憶している。2014ともう若いとはいえないお年ながら酸はまだ生き生きとしていてフレッシュさはソーヴィニョン・ブランらしい。濾過は粗くしかかけていないようで、立てて置いてあったのを隣の部屋から持ってきただけで細かいオリが舞い上がっていた。果実味もしっかりのっていて酸だけが突出しているわけではなくワインとして美味しくできている。でも自分の中でのソーヴィニョン・ブラン三大産地（ボルドー、ロワール、NZ）のいずれにも似てない独特の個性がなんとも面白い。

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