『No.1122    スモークしたベーコン』 【ラ・ブヴェット・ア・ポレット/2019年】 マス・クトゥルー/フランス・ラングドック ・メルロー ・ムールヴェードル ・シラー 合わせた夕飯 ・チーズハンバーグと温野菜 ・ジャガイモのバターソテー ・野菜とペンネのスープ 抜栓して、グラスに注ぐと、濃いめの赤紫。粘度はそこまで感じないかな。フワッとプルーンや黒スグリのようなワイルドな黒果実に茎っぽさを演出する青臭いニュアンス。あと、コルクの香りを嗅いだ時、ふと焼肉屋のカルビを焼いた時の肉の脂の香りを感じたり。 一口飲む…じゅんわりとした黒果実の味わい。ミディアムボディとお見受けしたのだが、果実味、甘味、旨味が凝縮されており、飲みごたえ十分。果実味と共に、どこかしら紅茶的ニュアンスや胡椒の風合いもどこかしらに。そしてコルクの香りで感じた肉感もうっすら感じたり。焼いた肉というより燻したベーコンのニュアンスを感じたり。 ハンバーグをお供にいただくのだが、どうにもワインが勝ってしまうきらいが。うーん、これは僕のセレクトミス。ワインは悪くない。 確かに果実味や旨味の凝縮感も相まって、美味しくいただけるのだが、後半になるとちょいと飲み疲れを感じたり。 でも美味しかったことには変わりない…ってことでごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ