『No.1264 甘い誘惑に気をつけろ』 【シスト Na17/NV】 カルッシン/イタリア・ピエモンテ ・ネッビオーロ 100% 合わせた夕飯 ・ハヤシライス ・小松菜のおひたし 王冠を抜栓。スティルなので吹きこぼれも音も無く。グラスに注ぐと、思ったよりは穏やかなルビー色。もうちょい濃いめの赤黒いタイプを想像してたから、ちょっとだけ拍子抜け。フワーッとプルーンやブルーベリー、カシスなどの赤黒い果実の香り。 そして一口…うわっ、これまた美味しいときたもんだ。口に含むと甘やかな果実の味わいが口中に広がる感じ。それはまた軽快で、こちらまで楽しくなるような感じ。酸味はほぼなし。タンニンも液体にいい具合に溶け込んでる。この軽快な味わいについついワインが進みがち。 妻特製のハヤシライスを食べ、シストをいただく。少しワインのボリュームがあるが、許容範囲内の相性...ってか美味しい。料理をいい感じに引き立てる感じかな。そして、小松菜のおひたしもギリ合う感じかな。 食事とともに飲んでて、少し喉の辺りが熱くなる...エチケットを確認すると、アルコール度数15%。この軽快な飲み口とは裏腹に酒躯はわりとしっかりでどっしり。道理でワインが喉を通るたびに喉が暑くなるはずだ。 気をつけないと、足元がふらつくぞ…って、まあ自宅だからいいんですけどね。そしてこのワインが美味しくて、ついつい飲んでしまう…甘い誘惑には気をつけないと。 ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ