初めて頂いてみるドメーヌ・ユベール・ヴェルドローのブルゴーニュ・ブラン2018年。ジャンシス・ロビンソン女史がおすすめのあまり知られていない小さなドメーヌだそうです。元々はヴォルネイの栽培農家だったそうですが、元詰を初めたのが1994年で、2000年からオーガニック栽培、2003年からビオディナミに移行したそうです。 綺麗な水金泥の様なゴールデン・イエロー。 リンゴやクインス、洋梨等の果実に、ほんのりとリコリスやさわやかなミックスド・ハーブが香ります。 少し全体的に閉じ気味ですが、淡麗な酒質で、バランスの良い酸味に少しヨード系のミネラルを感じます。苦味が美味しく、オレンジ・ブラッサムのニュアンスや、ドライ・ジンジャーの後味でしょうか。 翌日は甘いイエロー・フラワー系のアロマに、スティール系の酸味。果実も丁度良く開きだし、とても綺麗なストラクチャーで、ボディもしっかりとして来ました。 確かにビオディナミ系の味わいですが、全く飲み飽きない、段々とコクを増して来るとても良い出来だと思います。 ムルソーやヴォルネイもあるようですので、今後も試してみたい造り手です。

Marcassin

MarcassinNGH会長神父様、 ジャンシス・ロビンソン女史推薦ですかユベール・ヴェルドロー！ その昔、職場近所のワインショップで彼のピュリニー・モンラッシェ・レ・レヴロン08年を発掘して飲んだことがあります。ビオ系のPMOぽい印象でしたが美味しいドメーヌを見つけた思いでした(^-^) しかしその後は出会うことなくアリゴテやブル白、ムルソーなどの白もリリースしているとは聞いていましたがなかなか見つけられずにおりました(>_<) ジャンシス・ロビンソン女史のことでしょうから又彼のムルソー推しなのでしょうか？ 女史はすごいインフルエンサーですから今のうちに入手しておかないと今後入手困難さが増す一方になるでしょう(^_^)b まあ信頼できる英国女史に敬意を表しつつも彼女のワイングラスを売りつけられないよう注意して(>_<) かつ最も信用のおけるVINICAのインフルエンサー神父様のご推薦であれば私も白猫サーチでムルソーを探してみたいと思います(笑) お！さっそくムルソー14年発見！ あポチっとな(^-^) 良い白汁をお飲みです 私も今度又試してみます。

白猫ホッサー

白猫ホッサーさま ありがとうございます。 さすが、もう2008年のピュリニーをお飲みとは。確かに若干の酸化系要素のあるキャラクターですね。 ジャンシス・ロビンソン女史はルージュですが、同じ2008年ヴィンテージのヴォルネイに深く感銘を受けたそうです。ただその後から近年迄他のワインを頂いてこなかったと言うか、あまり出回っていなかったらしく、最近再評価と言う経緯みたいです。 例えばハイツ・ロシャルデの様にペリエールやシュヴァリエなどのグラン・クリュ・クラスは持ち合わせていないユベール・ヴェルドローですので、トップ・ドメーヌの 候補とかは中々行かないと思います。ただこう言うヴィラージュ系のワインでも良い造り手のワインはとても意義のある存在ですよね。 今の時代は、もう昔みたく畑の名声に胡座をかいているだけではドメーヌはやって行けないという事でも有りますし、今後はどう個性を表現して行くか楽しみでも有ります。

Marcassin