以前に赤ワインを飲んで気に入ったI Vigneriのサルヴォ・フォーティが関わったワイン ボトル上部には南仏みたいにI Vigneriのロゴが浮き上がっています シチリアの古い土着品種のカリカンテ主体の白ワインです 特徴といえばアルベレッロと呼ばれる背を低く株仕立てしたブドウの木 水捌けがいいだけでなく山肌の乾燥地帯に植るエトナのような土地に向いた仕立てのようです 高温多湿な日本で使う高く風通しのいい棚仕立てと反対に葉っぱで木を覆い株下の湿度を保つイメージなのかな？ カリカンテ自体はとても酸の強い品種のようで、そこから生まれるエトナビアンコは10年の長期熟成に耐えるようです 2018年ビンテージなのでそこまで古いわけではないのですし、酸の強いワインは決して好物ではないのですこし身構えて抜栓しましたが ボトルに注ぐとほんの少し澱のようなイーストの香り？ スワリングするとフレッシュな青いハーバルな香りがします 酸は思ったほどの強い香りはしませんが柔らかな青い香りも手伝って、うーんなんかよくある感じ・・・？ と、思いましたがもう少し経つとなんだろう・・・ オレンジピール？砂糖漬け？なんだか甘ーい香りがふわりと漂い始めました 口に含んでも柔らかな甘さがあり、それが確かに存在した酸味と絡まって甘酸っぱい 何か昔の記憶をくすぐるような甘い匂いを感じます(なんだろうこれ？)

Pooooh