チリ人だけによる、プレミアムチリワインを造る！という志しの元に集まった3人のチリ人によって設立されたのがモンテス。 当初、中心人物のアウレリオ・モンテス氏が事故に遭ってしまい、運良く生還できた体験からエチケットには天使が描かれているという逸話も有名。 実は今夜頂いたこちらは、先日のすき焼きに合わせようと思って用意していたにも関わらず、失念してしまいセラーで待機してもらっていました… 収穫年は2018。おりしもモンテス設立30年のアニバーサリーイヤー！ そして、チリでは近年稀に見るグレートヴィンテージだそう！ まさに『天使に祝福されたワイン』と言っていいと思います！ ちなみにモンテス氏はシラーが一番好きなブドウと公言されているそうです。 深い、紫がかったガーネットの色調。 脚は長く、濃縮感を漂わせる外観です。 ブラックベリー、カシスの熟した果実。 シナモンやスターアニスのようなスウィートスパイス、肉、ハーブを思わせるニュアンスも感じます。 口に含むと煮詰めたような濃厚な果実味が広がり、スパイス感とともに滑らかかつ厚みがあるタンニンがゆったりと味わえます。 アルファシリーズは元々ポテンシャル高いですがグレートヴィンテージとあれば、熟成させて愉しむのもアリですねぇ！！ 今夜は麻婆丼と合わせました。

Hideki Kawakami