この日の久々の定例会。スタートはいきなり私の持ち込み、カノンの55年です。 右岸の50年代自体結構もう珍しくなってますが56年(第二次大戦後のボルドーのワーストヴィンテージと云われている)の有名な霜被害以前の右岸(以後数年は悪影響を引きずったとか)という意味でもなかなか貴重。また55年は隠れた良年(人によってはグレートヴィンテージ)という評判です。 さてコルクの状態が思ったより良好で開けたてはマッシュルームとドライフラワーの香り。時間が経つと黒系果実の甘い香りが出てきて楽しめました。色調もなかなか良く若い時は結構タニックだったのかなぁ、と想像されます。 深遠では無いかも知れませんがこの朗らかな感じがカノンの良さかな、と。

くれぺん