ワインバーにお願いして見繕っていただいた、ドイツワイン4本セットの1本目。 ラインヘッセンの辛口シルヴァーナー。 グラスは枯れた緑色が刺したストローイエロー。 トップノートの鮮烈な青リンゴの香りが落ち着けば、グラッシーな香りが主役に躍り出ます。 植物系と言ってもSBの青い香りとは違った、干したニュアンス。麦わらや、かすみ草のドライフラワーのよう。 酸はまだ尖っているものの落着きが見られます。 中盤にかけて膨らむアタックとは対照的に、エキスは少なくあっさりした印象。 余韻は雑味の少ないキレイな苦味で終わります。 温度が上がってもダレず、ドイツの辛口らしいドライ感が持続します。 リーズナブルなワインにもかかわらず、10年近くを良い状態で過ごしてくれたことに感謝です。

genchidx2