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4.5
ビルカールサルモン キュヴェニコラフランソワ2002 琥珀に近いオレンジがかった深いイエロー 果実の砂糖漬けや蜜蝋といった典型的な熟成香が立ち上る 熟成してもまだまだフレッシュ、というタイプでなく持っていた熟成ポテンシャルの顕現を楽しむタイプ 熟成により甘やかな香りが出ていることを考慮しても驚くほどアタックからドライな味わい 非常にミネラリーで18年経っても未だに与さない硬さを感じさせること、熟成による落ち着きを経てなお複雑な香りを上回る透き通るようなクリアな味わいを持っていることは知る限り他の熟成プレステージキュヴェには見られない特徴 アフターに蜜蝋やパンドミといった香りは感じられるが、あくまで甘やかなニュアンスは伴わず、ミネラリーで硬く、それでいて長い余韻を持つ、徹底した商品コンセプトを感じる 創業者の名を冠するビルカールサルモンのプレステージキュヴェ キャラクターは前述の通りで作り手の意思が強く反映された仕上がり 欧風のやや濃い目のソースを使った料理の供として同調しつつウォッシュ効果を出せればこの上ない活躍ができるが、いかんせん価格が張りすぎる ミドル層向けにプレステージシャンパーニュとして供出するにはやや飲みやすすぎるのが気になるので、富裕層向けの食中酒として無双の活躍を期待したい一本 個人的には長期熟成したプレステージシャンパーニュとドライかつ透き通るようなミネラル感のコラボレーションは初めて触れたが率直に言って非常に好ましいと感じた どうしても高単価の酒は重さ=満足感という尺度で測られがちではあるが、こういった熟成シャンパーニュもまた評価されるようになるよう祈るばかり
okn
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ビルカールサルモン キュヴェニコラフランソワ2002 琥珀に近いオレンジがかった深いイエロー 果実の砂糖漬けや蜜蝋といった典型的な熟成香が立ち上る 熟成してもまだまだフレッシュ、というタイプでなく持っていた熟成ポテンシャルの顕現を楽しむタイプ 熟成により甘やかな香りが出ていることを考慮しても驚くほどアタックからドライな味わい 非常にミネラリーで18年経っても未だに与さない硬さを感じさせること、熟成による落ち着きを経てなお複雑な香りを上回る透き通るようなクリアな味わいを持っていることは知る限り他の熟成プレステージキュヴェには見られない特徴 アフターに蜜蝋やパンドミといった香りは感じられるが、あくまで甘やかなニュアンスは伴わず、ミネラリーで硬く、それでいて長い余韻を持つ、徹底した商品コンセプトを感じる 創業者の名を冠するビルカールサルモンのプレステージキュヴェ キャラクターは前述の通りで作り手の意思が強く反映された仕上がり 欧風のやや濃い目のソースを使った料理の供として同調しつつウォッシュ効果を出せればこの上ない活躍ができるが、いかんせん価格が張りすぎる ミドル層向けにプレステージシャンパーニュとして供出するにはやや飲みやすすぎるのが気になるので、富裕層向けの食中酒として無双の活躍を期待したい一本 個人的には長期熟成したプレステージシャンパーニュとドライかつ透き通るようなミネラル感のコラボレーションは初めて触れたが率直に言って非常に好ましいと感じた どうしても高単価の酒は重さ=満足感という尺度で測られがちではあるが、こういった熟成シャンパーニュもまた評価されるようになるよう祈るばかり
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