グラスに注いだ時から樽香とバニラの香りが漂い、少し嗅いでみると腐葉土とブラックチェリーやスミレの香り。落ち着きとチャーミングさの両方がある雰囲気で心地よい。少し時間が経つと蜂蜜のような香り、華やかな香りも出てくる。 甘やかなフルーティさと、しっかりなめらかなタンニン。程よい酸味と微かなスパイス感もある味わい。ブルゴーニュのピノ・ノワールとしては比較的がっしり系な印象。一方で親しみやすさもあり、ペアリングはもちろん、ワイン単体でも飲みたくなる。 わずかに緑味があるものの、アワビと木の子のソテーとあわせると紅葉の並木道、秋の風情を感じる。グリルしたチコリを添えた赤身肉のステーキとも相性がとても良い◎ 市場価格、レストラン価格を考えても満足感のあるワイン。 （フレンチレストランにて）

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