Rietsch Gewürztraminer Vendanges Tardives
リエッシュ ゲヴュルツトラミネール ヴァンダンジュ・タルディヴ

『No.895 赤黄色の金木犀』 家に帰り、妻に今夜の夕飯の献立を尋ねると、肉じゃがとの答えが。ほぉ、肉じゃがかぁ。久々で嬉しいな。さてさてそうなると何を飲もうかな…と考えながら、風呂につかる。 この時間が何気に楽しい。風呂から上がり、ネットで検索。メルローやリースリングなんかが合いますよと書いてある。メルローねぇ…そしてその後に、ゲヴュルツトラミネールなんかも合いますよ… ゲヴュルツトラミネール…お、いいのがあったぞ！ んでもって今夜の夕飯のメニューは… ・肉じゃが ・納豆チーズオムレツ ・プチトマトとモッツァレラのサラダ それにお味噌汁といった具合。そしてフランスはアルザスのリエッシュのゲヴュルツトラミネール・ヴァンダンジュ・タルティヴ2011年をお供に。それにしてもリエッシュのエチケットはどれもが秀逸。もちろんこれも。 抜栓し、グラスに注ぐ。鮮やかな黄金色。液体にはとろみの様なものも感じられる。香りの方は…うわ、こりゃたまらん。甘く優雅な香りがたっぷり。ライチ、そしてうっすらと金木犀の香り。まさに今のシーズン。金木犀の香りは良いな。フジファブリックの名曲「赤黄色の金木犀」を思い出したり… 閑話休題。 そして一口…おっ、これは甘い。何かのシロップか？ってな具合に甘い。でも不思議ともったりとした感じがない。ふくよかなれどしっかりとした骨格を感じるせいか、嫌味がなく安心してよっかかれる。ライチや白い花、蜜の風味。雑味が一切なく、純度の高い美味しさ。 肉じゃがの甘辛い味付けや、ほっこりしたジャガイモや牛肉との相性がとてもよろしい。互いの良さをグンと引き立てる感じが絶妙。モッツァレラとトマトのサラダにも文句なく合う。そして個人的に嬉しいのが、納豆オムレツとの相性。これが悪くない。納豆独得の風味をそつなく丸め込み、いい部分をキュッと引き出したりなんかする。 これホント美味しいな。ただこの美味しさにかこつけて、グイグイ飲んじゃうから要注意かな。 そんなこんなで美味しかった！ごちそうさまでした。

締めの甘ーいワイン。甘いけど、ゲヴェルツ100%で好み！

フォアグラに甘口は鉄板の組み合わせ。ゲヴェルツはソーテルヌよりスッキリした甘さで良いかも。 フォアグラのコンフィは小澤さんの柿や様々な甘み、酸味で楽しむ一皿に。

リエッシュはジャケ買いしてしまう。 こちらはジャンピエールご本人から購入。