Ridge Monte Bello 1995
リッジ モンテ・ベロ

自家熟成中のリッジ・モンテベッロ・サンタ・クルーズ・マウンテン1995を頂きました。 エッジがブリックかかったしっかりとしたガーネット。 カシス、ブラック・ベリー、シガーやシーダーに少しファンキーな美しい熟成したノーズ。 果実味のウエイトが丁度良く、シルキーなテクスチャー。しっかり目の乳酸系酸味の後から、細かなタンニンが綺麗に溶け、美しいストラクチャーの長い余韻。冷涼気候の落ち着いた品の良い果実味はまさにクラシックなカリフォルニア・カベルネのクラレットで、変に干渉されずとても心地良い飲み頃感。 翌日は少しミート感があり、全体的にとても落ち着いていました。ブラインドだったらボルドーと答えてしまいそうでした。 飲み頃ですが、まだまだ長いライフが残っているようです。

今回の持ち寄りワイン会のテーマはカリフォルニア・ワイン。 今まで何度もその品質の高さから頂いて来たサンタクルーズ・マウンテンのリッジ・ヴィンヤーズ。そのトップ・キュヴェ・モンテ・ベロ1995年を頂きました 。今回自分もモンテ・ベロを持参しようと思いましたが、カベルネのコレクターの方がお持ちになると予想をして、今回は持参を見送りましたが、やはり登場したモンテ・ベロ。 クラシックなクールな面持ちからカシスやヴァニラ・オーク、スパイス等が綺麗に調和していて、熟したタンニンも品よく存在感をアピールしています。とてもエレガントなボディと、それから続く余韻。冷涼な気候らしい落ち着いた酒質はいつまでもグラスを傾けていたくなるそんなワイン。これからも未だまだ熟成させてみたい、そんなモンテ・ベロでした。