味わい |
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香り |
ワイン名 | Pyramid Valley Vineyards Field of Fire Chardonnay |
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生産地 | New Zealand > South Island > Canterbury |
生産者 | |
品種 | Chardonnay (シャルドネ) |
スタイル | White Wine |
2020/10/25
(2009)
若くても良いのでリピートしたい。
2020/07/27
(2009)
Pyramid Valley Field of Fire Chardonnay 2009 - Canterbury, New Zealand (screwcap; 13.8% alc) 一口目で、これは只ものではないぞ、と直感し、 3日かけてじっくりと味わいながらいただきました。 デリケートのようでパワフル。 味の複雑さ、豊かさ、持続性と広がりが半端なく、 どこかエキゾチックでキラキラした雰囲気のある これニュージーランド?本当に?? という印象を植え付けられたシャルドネでした。 昨年、私の10 Most Impressive Wine of the Year に輝いた同ワイナリーの”Lion’s Tooth” シャルドネ に匹敵する好感度を持ちました。(^^) yes! Lion’s Toothとの違いは、 あちらは樽風味と果実味のバランスが絶妙で、 こちらは樽感は薄めですが、果実の純度というか 味の透明度というものをより強く感じました。 たくさんの花束とトロピカル・フルーツの詰合せ。 プルメリア、カモミール、グアバ、パイナップル、 グレープフルーツ、パパイヤ、桃、りんご…. 個人的にはもう少し樽感があるほうが好きですが、 ワインとしてのクオリティーは申し分ありません! 限りなく5に近い星4.5です✨
2020/07/27
(2010)
価格:5,000円 ~ 6,999円(ボトル / ショップ)
2010 ピラミッド・ヴァレー・ヴィンヤーズ フィールド・オブ・ファイア シャルドネ カンタベリー/NZ 土曜日の夜、カンパーニャの熟成したグレコのスプマンテに続けて、NZのシャルドネ を開けました。 ピラミッド・ヴァレー・ヴィンヤーズは、南島のカンタベリーに本拠を置く、2006年に初めて自社畑産のワインを生産し始めた、比較的新しいワイナリー 。 フィールド・オブ・ファイアは、4つに分けられた自社畑の中の区画のひとつで、インポーター情報によれば「10〜15センチほどの海緑石粘土層の下が石灰岩の南東向き斜面で、デリケートなシャルドネとなる」そうです。 ちなみに、この4区画、それぞれの区画で最も勢いのよい草花の名をつけ、ラベルにもその絵が描かれているそうで、「エンジェル・フラワー」「アース・スモーク」「ライオンズ・トゥース」そして「フィールド・オブ・ファイア」と名付けられています。 エチケットの右下に小さく「Agropyron repens」と記されていますが、これはシバ麦の学名で、このシバ麦が「フィールド・オブ・ファイア」の正体と思われます。 近年、評価が鰻登りで、このフィールド・オブ・ファイアも新しいヴィンテージになると、もはや1万円では手が届きません∑(゚Д゚) もっと下世話な話をすると、ネットではこの2010年のワインが、まだ5千円台で手に入るのはありがたいですね♪ さて、ワインです。 飾り気のないスクリューキャップを開栓してグラスに注ぎます。 外観は、プラチナがかった淡いゴールド。透明度が高く輝度も素晴らしいですね!実に唆る外観です。 先にいただいたグレコが、果実味優勢の時期を過ぎ、熟成感が前面に出て、全体にミネラルに傾いた風味だったのに比べると、このシャルドネはフレッシュな果実や花がギュッと詰まった感じで、豊かなミネラルとも拮抗しています。 グラスに鼻を寄せて最初に感じるのは、柔らかな白桃の香り。遅れてさまざまな種類の柑橘、次いでカモミールのような優しい花の香り。 しばらくすると蜂蜜の香りも立ち上がり、石灰系のミネラルのニュアンスも続きます。 全体としては、とても穏やかでナチュラルな香り。 まるで陽当たりの良い果樹園に迷いこみ、目の前にはさまざまな熟したフルーツが実り、足下には満開の花が咲き乱れているような印象です。 口に含むと、ぶ厚く柔らかなミックスフルーツの旨み、微かな甘みを感じます。 酸やミネラルに極端なところはなく、とても綺麗なバランスですね! はんなりと爽やかな心地よさを残して、舌先を越え、喉を通り過ぎ、まったく抵抗なく身体に浸み込んでいきます。 香りで感じた桃感が味わいではさらに強まり、甘さはありませんが、桃缶のシロップのような果物の蜜の質感がユニークです。 上質なシャルドネというと、どうしてもブルゴーニュを引き合いに出したくなりますが、このワイン、まったく対応するワインを思いつきません。 ブラインドでいただいたら、南アのシュナン・ブランとか、コロンビアのセミヨンとか、ちょっと捻くれた答えを出しそうな味わい。 もっとも味わいそのものはまったく捻くれてはおらず、果実が蓄え凝縮させた風味、土地が持つ個性を素直に表現しているワインだと思います。 このフィールド・オブ・ファイア、2011年以降、発酵の過程で、従来のフレンチオークの樽に加えて、素焼きの甕も併用し始めたそうです。 どんな風味の変化が生じているのか? 試さないではいられなくなりますね(苦笑)